今回は京都市の歯科医院様から改装工事をご依頼いただきましたので、ご紹介いたします。
オーナー様のいつまでも健康で機能的、かつ美しく保てるような歯の健康を第一に考えたいという想いを反映し、どの世代の方でも来院しやすい工夫を凝らしました。
落ち着いた深い色合いの内装は、リラックスできるように設計し、照明も柔らかく、心地よい空間に仕上げました。来院された患者様がゆったりとした気持ちで治療を受けていただけるよう、細かいところまでこだわりを持ってデザイン、施工いたしました。ぜひご覧ください。
今は使われていない自宅部分を歯科医院として改装いたしました。内装を一新するために、床や天井から作り直すことで、全体の雰囲気が大きく変わり、より快適で魅力的な空間に変わります。細部にまでこだわった内装変更で、医院のイメージアップを図っていきます。
間取りの変更も行うため、内部は骨組みだけを残し、天井や壁、床をすべて解体します。解体することにより、空間をゼロから再構築し、新しいレイアウトやデザインを取り入れることができ、より機能的で快適な空間に変わります。
仕切りとして間仕切り壁を設置していきます。間仕切り壁は、空間のレイアウトを柔軟に変更できるため、院内の空間を最大限に活かすことができる重要なポイントです。壁の設置場所を決めたら、壁のフレームを組み立てていきます。フレーム部分は、最終的には見えなくなりますが、この下準備を丁寧に行わないと耐久性が低下し、後の作業にも影響が出るため、この工程では大工の技術が非常に重要となります。
断熱材は建物の快適さを大幅に向上する効果があります。冬に室内が暖まりにくく、夏に暑さがこもってエアコンが効きにくいと感じる場合は、この断熱性能が不足している可能性があります。そのため、しっかりと壁や床、天井に断熱材を使用することにより、外気の影響を受けにくい空間に仕上げることが出来ます。断熱材は、冷暖房の効率が上がり、室温が快適に保たれるため、光熱費の節約に繋がるだけでなく、結露やカビの発生を防いでくれる効果もあるため、しっかりと施工していきます。
間仕切り壁に石膏ボードを貼り付け、壁の下地を整えていきます。特にボードの継ぎ目は慎重な作業が求められ、熟練した技術が必要です。石膏ボードは安全性に優れており、無機質な石膏芯材は燃えない特性があります。火災時には結晶水を放出し、温度上昇を遅らせるため、不燃材料として広く使用されています。そして熱伝導率が低いのため、冬は室内の暖かさを保ち、夏は外気の侵入をシャットアウトしてくれるため、冷暖房の効率を高く、省エネ効果も期待できます。また、音を通しにくい特性もあり、厚手のボードや複数枚を重ねるとより効果が上がります。そのため、マンションや病院などによく使われます。
石膏ボードの設置後、隙間や穴をパテ処理していきます。パテ処理は、石膏ボードの継ぎ目やネジ穴などの凹凸を平らにし、滑らかな表面を作るための大切な工程です。まず、石膏ボードの継ぎ目にジョイントテープという継ぎ目をきれいに仕上げるためのテープを貼り、その上からパテを塗っていきます。これにより、継ぎ目が強化され、ひび割れを防ぐことができます。次に、ネジ穴やボードの凹凸部分にパテを塗り、ヘラで平らにします。乾燥後、サンドペーパーで表面を滑らかに磨きます。この工程を数回繰り返すことで、壁全体が均一で美しく仕上がります。パテ処理の仕上がりで、後の塗装やクロス張りに影響が出るため、丁寧なパテ処理が、内装の仕上がりを左右する重要な工程だといえます。
完成しました。クロスは白を基調とし、清潔感と落ち着きを兼ね備えています。スッキリとしたデザインは、どんな家具や装飾でも合うような設計になっています。受付カウンターも白を基調としており、温かみのある照明が柔らかく照らし出します。清潔さを感じさせながら温かみのある空間は、患者様に安心感を与え、快適な時間を過ごしていただけるようになっています。
今回の改装では、黒のアクセントクロスを取り入れ、シックでおしゃれな雰囲気を演出しました。真っ黒ではなく、よく見るとうっすらと模様のある洗練されたデザインが際立ち、モダンで高級感のある印象を与えます。白を基調としたクロスとのコントラストが美しく、スタイリッシュさを感じさせます。黒のアクセントが加わることで、従来の清潔感に加え、上品で落ち着いた雰囲気が際立ち、安心感とともに、デザイン性の高い空間になりました。
診療室にはグレーのアクセントクロスを施しました。このクロスの前に治療台が設置していきます。このグレーのクロスは、落ち着いたトーンで診療室に洗練された印象を与えてくれ、どんなカラーやデザインの治療台とも調和しやすく、設置後も全体のデザインが崩れることはありません。そのため、診療室全体に統一感を出してくれます。また、このクロスの色合いは、清潔感とプロフェッショナルな雰囲気を引き立て、治療を受ける患者さんに安心感を与えてくれます。シンプルでありながら高級感を漂わせてくれるグレーのアクセントクロスは、診療室の空間を引き締める効果もあります。
このスペースは、効率的な作業環境と機能性を重視して設計しました。清潔で整然とした印象を与えるために、白とグレーを基調にしたシンプルなデザインが採用されています。すべての棚や棚は抗菌加工が施されており、清掃や衛生管理が簡単に行えるようになっています。床材は耐水性のあるものが選ばれており、こぼれた液体や汚れも簡単に拭き取ることができます。照明は目にも優しいLED照明で明るさを確保し、作業効率を向上させています。スタッフの方の動線を一番に考えた上、機能性と安全性を両立させた空間に仕上げ、日々の診療業務をスムーズに進められるようになっています。
このエリアは、患者様に快適で清潔にお使いいただけるよう、細部までこだわりました。トイレは、明るい白を基調としたクリーンなデザインで、落ち着いた雰囲気が漂っています。模様のあるクロスを一面だけアクセントパネルとして使い、遊び心を加えています。手洗いスペースには、診療前に歯のお手入れをする患者様のことを考え、広めの洗面ボウルと高機能の水栓が設置しました。鏡は大きめのサイズを設置し、お手入れ後や手洗い後のチェックにも便利です。全体的に、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間となっており、医院全体の高いクオリティを反映させました。
トイレはTOTOのGGを設置しました。美しさとシンプルなデザインが調和し、空間に広がりを感じさせるトイレです。便器とウォシュレットの接続部分はすき間を最小限にし、クリーンな印象を与えます。特に注目すべきは、足元までスリムでありながら、広々とした便座のフォルムです。そのため、便座面とウォシュレット本体の段差が小さく、凹凸が少ないため、非常に使いやすくなっています。また、お手入れがとても簡単できるのも魅力です。フチなしの便器周りは掃除がしやすく、サッとひと拭きするだけで常に清潔さを維持できます。さらに、節水にも配慮された仕様で、独自のトルネード洗浄方式は、便器鉢内を渦を巻くように水流が回り、少ない水量で効率的かつ徹底的に洗浄してくれるため、環境にも優しくエコなトイレになっています。
私たちヤマコーは、これまでに新築店舗・店舗リフォームのご依頼を数多くいただいております。
業種は多岐に渡り、焼肉店、居酒屋、マッサージ店、ネットカフェ、歯科医院など、他にも数多くの業種による幅広い実績を持ちます。
私たちが多業種のオーナー様に選ばれ続けている3つの理由
・設計デザインにおいて提案するプランニング力
・オーナー様の想いをカタチにできる現場力
・価値を高める空間アイデア
ヤマコーには大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しています。
建築を知り、建物を知り、デザインを知り、造り方を知り尽くした私たちだからこそ実現できる現場力。
現場の進捗をオーナー様と随時確認し、ご要望において「できるかできないか」の回答をその場でお答えすることが可能であり、構造上「できない」と判断した場合は、オーナー様の納得のいくご提案をいたします。
その現場力こそが業種という垣根を越えて、私たちヤマコーが選ばれ続けている理由です。
店舗リフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
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有限会社ヤマコー
取締役 山下 大輔
私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。