梅雨が明けて暑い季節になると、家の中に害虫を見ることがあります。せっかく自宅でゆっくりリラックスしている時や食事の時に害虫を見ると、嫌な気持ちになりますよね。どうして夏は家の中にこんなに害虫が入ってくるのでしょうか？
今回は、なぜ害虫が家の中に入ってくるのか、その原因と、その対策についてご紹介いたします。ぜひご覧ください。
なぜ害虫が発生するのでしょうか。家に害虫が発生する主な原因は、以下のものがあります。
・高温多湿
・室内の汚れ
・網戸の劣化
・庭の植物
一つずつ見ていきましょう。
多くの害虫は、生暖かくて湿気の多い環境を好みます。特に、通気性が悪く、熱や湿気が溜まりやすい押入れやクローゼットは、害虫が繁殖しやすくなっています。害虫が最も活発になるこの時期は、高温多湿な環境を避けるために家の中の温度調節をする、定期的に押入れやクローゼットを開けて空気を入れ替えるなど、適切な温度と湿度の管理をしましょう。
生活していると、どうしても埃や汚れが出てきます。衣類や布団、カーペットなどの繊維や、垢やフケ、外から入ってくる土や花粉などが集まることにより、埃や汚れとなるため、それに害虫が集まってくるのです。特に部屋の隅や家具、家電の裏側にホコリが溜まっている場合は要注意です。こまめに掃除をして、ホコリが溜まらないようにして、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
網戸は使用年数が経つにつれて劣化し、網目が破れたりほつれたりすることがあります。一般的に、網戸の耐用年数は5〜10年ほどですが、小さな害虫でもわずかな隙間から簡単に侵入してしまうため、網戸の状態をこまめにチェックし、穴や破れを見つけたら早めに補修や交換を行いましょう。
虫は隠れられる場所を見つけると住みつきます。これは外敵から身を守るためです。また、地面で生活する虫たちは、日当たりが悪く、ジメジメとした湿気の多い場所を好みます。また、蚊などは水のある場所に産卵するため、溜まった水や雨水があるところが発生源になります。こうした環境を避けるために、庭や周囲の水たまりをなくし、湿気を減らすようにしましょう。
次にリフォームで害虫対策ができる主な方法をご紹介します。
・シロアリ駆除
・網戸交換
・通気性の確保
・LED照明交換
・外構を整える
一つずつ解説していきます。
建物をボロボロにするシロアリは、木材が使用されている家すべて気をつけなければなりません。木材に被害が及ぶと、柱や床といった材木はもちろん、家の土台まで被害が及びます。シロアリの被害に遭った木材は空洞化し、耐震性に影響を及ぼします。まずは家の周りに餌になる木材等を置かないこと、風通し・日当たりを良くすること、雨漏りしているなら、早急に修繕することが大切です。シロアリはなかなか自分では見つけることができませんので、気になる方は業者に依頼をかけましょう。
網戸は害虫の侵入を防いでくれますが、年数が経つとどうしても劣化し、網目が破れたりほつれたりしてきます。一般的に網戸の耐用年数は5〜10年のため、こまめにチェックしておきましょう。また、網目をすり抜けるほど小さい害虫には効果がありません。そのため、従来の網戸より網目が細かい防虫網戸や、虫が寄り付かない素材でできている網戸を検討することも対策のひとつです。部屋の中で小さな見かけるようになった場合は検討しましょう。
害虫は、ジメジメとした湿気の多い環境を好むため、二重窓の設置もおススメです。窓を二重にすることにより、害虫をシャットアウトできることはもちろん、断熱効果も高く、室内の温度や湿度を適切に保つことができます。そのため、害虫の好む湿った環境を回避できます。また、二重窓を開けて風通しを良くすれば、室内の空気を新鮮に保ち、湿気を取り除くことができます。
夜間の街の該当や、自宅の照明など、虫が光の周りに集まっている光景を見ることがあると思います。これは多くの虫は照明の光ではなく、紫外線や青い光に引き寄せられる性質があるためです。その点、LED照明は紫外線をほとんど放出しないため、虫が集まりにくいのです。特に玄関や窓周りにLED照明を設置すれば、夜間に虫が寄ってくるのを防ぐことができます。また、LED照明はエネルギー効率が高く、電気代の節約にもなりますし、長寿命なので交換の手間も減ります。
お庭をコンクリートやタイル貼りにするのも効果的です。タイルは清掃がしやすく、ホコリや汚れが溜まりにくいので、害虫のエサとなるゴミを減らすことができます。特に水廻りや玄関など、汚れやすい場所にタイルを貼ると、見た目も美しく、掃除も楽になります。さらに、タイルは湿気に強い上、耐久性が高く、長期間使用できるので、経済的ですし、さまざまなデザインやカラーがあるため、家の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
害虫をよく見かけるようになった場合は、家自体に何らかの原因がある可能性があります。まずは、害虫が発生しない状態にするため、原因を突き止めるところから始めましょう。
定期的にクローゼットを空けて換気するなども効果的です。また、自宅に段ボールを置いておく、キッチンの生ごみ処理などにも気をつけましょう。食べた食器をそのまま置いておくだけでも、害虫が発生する可能性があります。人間も必死ですが、害虫も必死です。夏はいつも以上に家の中をキレイに保つように心がけることが大切です。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
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取締役 山下 大輔
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父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
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