今回は、祇園の焼肉店改装工事のご依頼をいただきましたので、ご紹介いたします。お店がある祇園町南側は、歴史的景観地区の中にあり、古い京都の風情が色濃く残るエリアです。そのエリア内に佇むお店は石畳の道や伝統的な町家が並び、着物姿の人々が行き交うような雰囲気があるため、外観は、その光景に溶け込むようなイメージの店舗に仕上げていきました。また、店内はすっきり落ち着いた空間に仕上げ、ゆっくりと寛ぎながら食事を楽しめるような内装に仕上げています。今回は１階の様子をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
古き良き京都の趣を醸し出すような雰囲気のエントランスです。石畳の通りに面し、外観は和の雰囲気を携えたデザインを選びました。格式高い祇園エリアにふさわしい落ち着きのあるエントランスは、京都らしい風情を大切にしながら、心地よく過ごせる雰囲気を感じさせてくれます。
フロントサッシは無垢材を使用したオリジナルの無垢建具です。木材を丸太の状態から必要な形に切り出し、そのまま使用することで、天然木の持つ独特の風合いや質感を最大限に引き出しています。職人の手による丁寧な仕上げで、見た目の美しさだけでなく、耐久性や機能性も兼ね備えたフロントサッシは、無垢材の自然な美しさと温かみがそのまま感じられます。
１階の店内には３つのテーブル席を作りました。すべて６人掛けの席で、広々としたスペースでお食事をしていただけます。オーナー様の「お客様にゆったりとお過ごしいただきたい」というご要望に応えるため、各席とも快適さを重視しました。ホール全体はシックなデザインに統一されており、落ち着いた色調とシンプルなデザインが、上品な雰囲気を醸し出しています。お客様にゆとりをもってお座りいただけるよう、徹底した配慮とこだわりをもって設計された１階の席は、居心地の良さと美しさを兼ね備えた空間に仕上がりました。
背もたれに寄りかかった際に足の裏全体が床にしっかりと着く高さが、人が最もリラックスできるポイントとされているため、各テーブルの椅子の調整を行って、快適にお座りいただけるようにしました。また、椅子の素材には高品質な革を使用し、見た目の美しさと耐久性を両立させました。黒い革は、高級感と洗練された雰囲気があり、室内を引き締め、スタイリッシュで落ち着いた空間を作り出します。この黒い椅子には、単なる座り心地の良さ以上の意味が込められています。お客様にとって特別なひとときを過ごしていただけるように、視覚的な美しさと身体的な快適さを兼ね備えたデザインを採用しました。座面の高さや広さだけでなく、素材や色合いにもこだわり、お客様が椅子に座る瞬間から癒しと満足感を感じていただけるように工夫しています。
１階トイレは、リクシルのベーシアです。ベーシアは、シンプルで使いやすい工夫が満載です。フチなしデザインは汚れがたまりにくく、掃除が簡単にできるので常に清潔を保てます。見えにくい場所や汚れが溜まりやすい場所がなく、いつもスッキリとした状態が保てるのも魅力です。シンプルなリモコンも使いやすく、誰でも簡単に操作できます。機能的でありながらスタイリッシュなデザインのベーシアは、店内のイメージにも溶け込み、違和感を感じさせません。
私たちヤマコーは、これまでに新築店舗・店舗リフォームのご依頼を数多くいただいております。
業種は多岐に渡り、焼肉店、居酒屋、マッサージ店、ネットカフェ、歯科医院など、他にも数多くの業種による幅広い実績を持ちます。
私たちが多業種のオーナー様に選ばれ続けている3つの理由
・設計デザインにおいて提案するプランニング力
・オーナー様の想いをカタチにできる現場力
・価値を高める空間アイデア
ヤマコーには大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しています。
建築を知り、建物を知り、デザインを知り、造り方を知り尽くした私たちだからこそ実現できる現場力。
現場の進捗をオーナー様と随時確認し、ご要望において「できるかできないか」の回答をその場でお答えすることが可能であり、構造上「できない」と判断した場合は、オーナー様の納得のいくご提案をいたします。
その現場力こそが業種という垣根を越えて、私たちヤマコーが選ばれ続けている理由です。
店舗リフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
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有限会社ヤマコー
取締役 山下 大輔
私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。