一部屋を二部屋にリフォーム|間仕切り壁で部屋を増やす施工事例

一部屋を二部屋にリフォーム|間仕切り壁で部屋を増やす施工事例

お子様が小さい頃は一緒に遊んでいた兄弟姉妹でも、成長するにつれて「自分の部屋が欲しい」と感じるようになります。しかし、新しく部屋を増築するとなると費用も工期も大きくなり、「そこまで大掛かりな工事は考えていない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、既存のお部屋を間仕切り壁で二部屋に分けるリフォームです。今ある空間を活かせるため、増築に比べて工期や費用を抑えながら、それぞれのプライベート空間を確保できます。また、お子様が独立された後は再び一部屋として活用できるなど、将来のライフスタイルにも対応しやすいことが大きな魅力です。
今回は、広い応接室として使われていた一部屋を、それぞれの個室として使える二部屋へリフォームしました。一見すると「壁を一枚作るだけ」のように思われるかもしれませんが、その中には住み心地や耐久性を左右するさまざまな工程があります。どのように一部屋が二部屋へ生まれ変わるのか、ご紹介します。

広い応接室を二部屋へ。暮らしに合わせて間取りを変更します

今回施工するのは、広い応接室として使われていたお部屋です。
以前は十分な広さがありましたが、お子様の成長に合わせて、それぞれの個室を確保したいとのご相談をいただきました。
「部屋数が足りない=増築」というイメージを持たれる方も多いですが、既存の間取りを見直すことで解決できるケースも少なくありません。特に、一部屋に十分な広さがある場合は、間仕切り壁を設けることで二部屋として使えるようになります。
現在の住まいを活かせるため、大掛かりな工事になりにくく、生活への負担も比較的少ないリフォーム方法です。

広い応接室を2部屋へ間仕切りリフォームする前の室内の画像

木材で骨組みを造り、新しい壁の土台を作ります

最初に、新しい壁を造る位置へ木材を組み、骨組みを施工します。
壁の中には「間柱(まばしら)」と呼ばれる柱を一定間隔で配置します。間柱とは、石膏ボードや仕上げ材を固定するための下地となる木材です。間柱の間隔が広すぎると、壁がたわみやすくなったり、仕上げ材に影響が出たりすることがあるため、決められた間隔で一本ずつ位置を確認しながら施工していきます。
また、この段階でコンセントやスイッチの位置、配線の通り道も確認しながら施工を進めます。後から位置を変更するのは簡単ではないため、使い勝手も考えながら骨組みを組んでいきます。

間仕切り壁を造るため、木材で骨組みと間柱を施工している画像

断熱材を施工

骨組みが完成したら、間柱の間へ断熱材を敷き詰めていきます。
断熱材というと「冬を暖かくするもの」というイメージがありますが、実は夏の暑さを伝わりにくくする役割もあります。室内の快適さを保つためには欠かせない材料です。
また、今回のように一部屋を二部屋へ分ける場合は、断熱性能だけでなく、生活音をやわらげる効果も期待できます。例えば、片方のお部屋で勉強をしていても、もう片方の生活音が伝わりにくくなるため、それぞれが落ち着いて過ごしやすくなります。
断熱材は、すき間があるとその部分から熱や音が伝わりやすくなるため、一枚一枚の大きさを調整しながら、すき間なく丁寧に施工します。

間仕切り壁の内部へ断熱材をすき間なく施工している画像

石膏ボード貼り

断熱材の施工が終わると、骨組みの上から石膏ボードを張っていきます。
石膏ボードとは、住宅や店舗の壁・天井の下地として広く使われている建材で、この上にクロスや化粧材を施工することで仕上げの壁になります。
施工では、ボード同士のつなぎ目に段差ができないよう位置を調整しながら、一枚ずつ丁寧に固定します。
また、固定するビスも重要なポイントです。深く締め込み過ぎると石膏ボードの強度が落ち、逆に浅すぎると仕上げ材の表面に凹凸が出てしまいます。そのため、一枚ごとにビスの締め込み具合を確認しながら施工していきます。

間仕切り壁へ石膏ボードを張り、壁の下地を施工している画像

プリントベニヤ施工

今回は既存のお部屋が木目調のプリントベニヤ仕上げだったため、新しく作る壁にも同じ柄のプリントベニヤを使用しました。
リフォームでは、新しい部分だけが目立ってしまうと「後から工事をした」という印象になりやすいため、既存の内装と調和させることが大切です。
プリントベニヤは、木目を印刷した化粧板で、本物の木のような風合いを持ちながら、比較的コストを抑えて施工できる建材です。
今回は既存の壁と色柄を合わせることで、新しく壁を造ったことを感じさせない自然な仕上がりを目指しました。施工では、位置を少しでもずらしてしまうと木目の流れが不自然になったり、継ぎ目が目立ってしまったりするため、一枚一枚位置を確認しながら丁寧に貼り付けていきます。

木目調プリントベニヤをボンドで貼り、既存の壁と調和させている画像

ピンタッカーで固定

プリントベニヤは接着剤を塗って貼るだけではありません。ボンドだけでは、長い年月の中で湿度や温度変化の影響を受け、浮きや剥がれが起こる可能性があります。そのため、接着剤で固定した後、「ピンタッカー」という工具を使ってさらに固定していきます。
ピンタッカーとは、大きなホッチキスのような工具で、細い釘を打ち込むことができます。一般的な釘よりも非常に細いため、打ち込んだ跡がほとんど目立たず、美しい仕上がりになることが特徴です。内装工事では、見た目の美しさと耐久性の両方が求められます。しっかり固定したいけれど、釘は目立たせたくない。その両方を実現できるのがピンタッカーです。

ピンタッカーでプリントベニヤを固定し、美しく仕上げている画像

完成|家族の成長に合わせて住まいも変えられる間仕切りリフォーム

施工が完了し、一つだった応接室は二つの独立したお部屋へ生まれ変わりました。
それぞれにプライベートな空間ができたことで、お子様が勉強に集中したり、自分だけの時間を過ごせるようになります。
同じ家に住み続けながらも、暮らし方に合わせて間取りを変えられることが、間仕切りリフォームの大きな魅力です。
また、今回のような工事は、増築に比べて工期や費用を抑えやすいこともメリットの一つです。建物を大きくするのではなく、今ある空間を有効活用することで、住まいの可能性を広げることができます。そして、このリフォームは「今だけ」のためではありません。お子様が小さいうちは一緒のお部屋として使い、成長したタイミングで二部屋へ。さらに、お子様が独立された後には壁を撤去し、再び広い一部屋として使うこともできます。
ライフスタイルは年月とともに変わっていきますが、住まいもその変化に合わせて柔軟に対応できることが理想です。「部屋数が足りないから増築しよう」と考える前に、「今ある空間を活かせないか」という視点を持つことで、新しい選択肢が見えてくるかもしれません。

広い応接室を間仕切りリフォームし、二部屋へ変更した完成後の画像

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
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リフォームは一から作り上げる新築に比べ、設計能力だけでなく家の造り方を知らなければ対応できません。
最近では、外壁、屋根、水回り専門というリフォーム会社が増えているようですが、その方々は家をトータルでサポートすることはできません。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
信頼関係を大切にしているからこそ、多くのお客様から再度ご依頼をいただいております。

戸建てリフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

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取締役 山下 大輔

有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。

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