外壁塗装の補助金に注意!契約前に押さえておきたい落とし穴と対策

外壁塗装の補助金に注意!契約前に押さえておきたい落とし穴と対策

「外壁塗装は補助金でお得にできる」といった広告や営業トークを目にしたことはありませんか?
確かに一部の自治体には制度がありますが、全国的には対象外の地域も多く、条件も限定的です。さらに、補助金を口実にした誇大広告や強引な営業でトラブルになるケースも少なくありません。この記事では、外壁塗装の補助金制度の実態と、契約前に知っておきたい落とし穴・対策を工務店の目線からわかりやすく解説します。安心して工事を進めるために、ぜひ最後までご覧ください。

補助金は「全国どこでも」ではない

「外壁塗装に補助金が出る」と思い込んでしまう方もいますが、実際には制度がある自治体の方が少ない印象です。あったとしても、省エネ改修や耐震改修など、何らかの改修工事とあわせて利用できるケースが多く、外壁塗装だけを対象にしている例は限られています。これらはあくまで一例であり、自治体によって条件はさまざまです。つまり「誰でも利用できる制度」とは限らないのです。私たち工務店の目線で言えば、もし全国でどんな条件の外壁でも補助金が出るとしたら、国や自治体は膨大な予算を出さなければなりません。現実的に考えると、そうした制度を期待するのは難しいのではないでしょうか。

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まずは自治体の公式ホームページで制度の有無を確認してみましょう。

 

役所が財政難で頭を抱えているイラスト

自治体ごとに大きな差がある

外壁塗装に関する補助制度は、自治体ごとに内容や有無が大きく異なります。隣の市では対象なのに、自分の地域では全く制度がない──そんなことも珍しくありません。これは自治体ごとの財源や方針によるもので、住む場所によって条件が変わるのが実情です。実際に「補助金がある」と誤解して問い合わせをする人が増え、自治体が公式ホームページで「補助金をうたった営業に注意してください」と呼びかけるケースも出ています。制度があるなしにかかわらず、誤解や相談が増えて自治体自身も対応に追われているのです。

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自治体が発信する「注意喚起」情報も参考になります。公式HPは必ずチェックしてみましょう。

自治体に問い合わせの電話が殺到しているイラスト

半額になる?誇張された広告に注意

「補助金を使えば外壁塗装が半額になります」──こんな広告を見かけたことはありませんか? 実際には、補助金があっても条件は非常に限定的で、誰もが大幅な補助を受けられるわけではありません。これはいわゆる“釣り広告”。お得に見せかけてまずは問い合わせさせること自体が目的で、補助金の有無や内容は二の次というケースもあります。私たち工務店の経験でも「補助金で工事費がすべてまかなえた」という話は聞いたことがありません。広告に都合の良いことばかり並んでいたら、誇張されている可能性を考える必要があります。

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広告の言葉より、「その制度の根拠資料が提示されているかどうか」で判断しましょう。

半額の広告に飛びついている男性のイラスト

こんな業者には注意!

補助金を口実に契約へ誘導する悪質な営業も存在します。
「補助金をお調べしますので住所や電話番号を…」と個人情報を集めたあと、「残念ながら対象外でした」と告げる。ところがその直後に「ちょうど今、弊社独自の特別割引がありまして、補助金と同じくらいお得にできます」と話をすり替える──そんな流れです。目的は“補助金の案内”ではなく、個人情報を得て契約につなげること。こうしたやり方は、制度が実際にあるかどうかよりも「お客様に急いで契約させること」を重視しているのです。

🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス
営業マンの話だけで判断せず、個人情報は安易に渡さないことが大切です。

電話でセールスを受けて困っている女性のイラスト

「今日決めれば安い」は危険信号

「今日だけの特別価格です」「今すぐ決めないと材料が値上がりします」──こうした言葉は冷静さを奪うための典型的な営業トークです。確かに物価は上がっていますが、翌日いきなり材料費が跳ね上がるようなことはまずありません。家族で相談する時間もないまま契約を迫られるのは、おかしいですよね。本来、住まいに関わる大きな工事は、じっくり検討する時間があって当然です。焦らせる営業トークには十分注意しましょう。

🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス
契約はその場で決めず、必ず家族で相談して比較検討の時間を取りましょう。

営業マンが悪いことを考えているイラスト

正しい情報源は営業マンより自治体HP

補助金について確実に知るには、営業マンの言葉よりも自治体の公式情報が一番です。市区町村のホームページには「住宅改修助成」や「リフォーム補助制度」といった案内ページがあり、条件や対象内容が明記されています。私たち工務店も確認するときは必ず自治体HPを参照します。さらに必要があれば、市の窓口に直接問い合わせて確実な情報を得ることもあります。こうして根拠ある情報をもとにご案内することが、安心して工事を進めるために欠かせない手順のひとつです。

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制度は年度ごとに更新されます。今年度の内容かどうか、必ずチェックしましょう。

工務店スタッフが自治体窓口に確認しているイラスト

信頼できる工務店の特徴

信頼できる工務店は、補助金や割引の有無ではなく、どんな塗料を使い、どのような工程で施工するかを丁寧に説明します。逆に「補助金で安くなります」「大幅割引があります」と金額のことばかり強調し、肝心の工事内容があやふやな業者には注意が必要です。良質な工務店であれば、工事後の仕上がりを見据え、「長持ちする工事をどう実現するか」を大切にしています。補助金や値引きに頼るよりも、住まいの寿命を延ばす施工を選ぶことが、最終的には安心にもお得にもつながります。

🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス
見積もりを比べるときは金額だけでなく、工事内容の説明が十分かどうかを確認しましょう。

外壁塗装している写真

豆知識:補助金と助成金の違い

似ているようで少し違う「補助金」と「助成金」。

・補助金:公募制で、応募しても必ずもらえるとは限らない(審査・抽選あり)。
・助成金:条件を満たせば基本的に必ずもらえる(予算が尽きにくい)。

リフォーム分野では「補助金」が使われることが多いですが、「介護リフォーム」などでは「助成金」と呼ばれることもあります。呼び方に惑わされず、中身を確認することが大切です。

🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス
名前だけにとらわれず、「条件」「申請方法」「確実性」を確認しましょう。

黒板に補助金と助成金と書かれた写真

補助金に惑わされず、必要な工事を選ぶ

外壁塗装に関する補助金は、地域や条件によって存在する場合もありますが、全国的には例外的なものです。「誰でも使える」「半額になる」といった甘い営業トークに惑わされることなく、本当に必要な工事を冷静に選ぶことが何より大切です。私たち工務店がお伝えしたいのは「補助金はあればラッキーくらいに考えて、住まいを守るために必要な工事をきちんと選ぶこと」。それが長く安心して暮らすための一番の近道です。

🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス
補助金はあくまでプラスα。判断の軸は「お得さ」ではなく「住まいを守る工事かどうか」に置きましょう。

外壁塗装している写真

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。

大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること

より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。

リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

ご連絡先
0120-156-805

お問い合わせフォーム

https://yamakoo805.com/contact.php

取締役 山下 大輔

有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。

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