トイレはキレイにしたいと思っていても、なかなかリフォームに踏み出せないでいる方が大半です。確かに便器や便座にヒビが入った、水漏れしたなど何か決定打がないと前に踏み出せない場所でもあります。そのトイレですが、「東京都水道局 令和3年度一般家庭水使用目的別実態調査」では、お風呂の43％に続いてトイレ20％というくらい水を使う場所と言われています。
今回は、今のトイレがどれほど進化しているのか、また、各メーカー一押しの商品をご紹介したいと思います。
故障してからリフォームするより、今のトイレがどんなにすごいかを知ってからリフォームすると、交換する時の判断材料の一つになります。節水？使い勝手？お手入れのしやすさ？あなたはどれを選びますか？
例えば20～30年前のトイレは１回の洗浄に10～13リットルほど使っていました。ペットボトルに換算すると、２Lのペットボトル５～６本分ですね。最近のトイレは１回の洗浄に5～6リットル前後の節水型が増えている上、TOTOのネオレストは3.8リットルとかなりの節水型トイレになっています。
また、大洗浄、小洗浄と用途に合わせて流し方も変えることができるため、光熱費を効果的に抑えることが出来ます。このことだけでもトイレのリフォームを検討する材料にはなります。
新しいトイレはとにかくキレイさが長く続いてくれる仕様になっています。トイレの掃除で一番苦労するのは、便器の中のフチの裏側です。目がいきにくいため、なかなか汚れが落ちずに匂いとともに汚れも蓄積されていきます。その点、今のトイレは表面がコーティングされているので、水あかや汚れなどがつきにくく、日々のお手入れがラクになり、お掃除もカンタンで済みます。
また、トイレの除菌に洗浄液をミストにして便器に吹き付けるタイプやプラズマイオンの力でトイレを除菌・消臭するものもあります。さらに、今のトイレはどこのメーカーも継ぎ目の少ないものが多いため、どのタイプもおススメです。
トイレの臭いが一番取りにくい場所は、床と便器の間です。男性が立って使用する際に尿が飛び散ることがあり、その尿がアンモニア臭を発生させます。この臭いは壁や天井に付着し、常に臭いの元となる物質が出ているため、長期間にわたると臭いが取れなくなってきます。特にアンモニア臭は軽いため、空気よりも高い場所まで広がっていきます。そのためトイレをリフォームする際には、トイレ本体だけでなく、壁のクロスや天井もクロスの貼り替えもした方がよいでしょう。
また、トイレのタンク内も臭いの原因の一つです。「え？タンク？！」と驚かれた方も多いと思いますが、タンク内は常に水が張っている状態であるため、カビや水垢ができやすい環境にあります。そのカビや水垢が原因で、臭いの発生に繋がるのです。さらにカビが繁殖すると、繁殖したカビの水が便器内に混ざって、便器内のカビの原因にもなります。意外にタンクは見落としがちになりますが、定期的にお手入れすることが大切です。
例えば、タンクレストイレにすると、便器の奥行きが狭くなって、腰をかけたときの前のスペースが広くなります。広くなったスペースには、手洗い器を設置したり、キャビネットを置いてトイレットペーパーやおそうじ用具もキレイにスッキリと片付けられます。さらに、手すりをつけることにより、高齢の方も安心してトイレを使えます。
トイレに付随する機能もどんどん進化しています。フタを閉め忘れても安心の自動で開閉機能やトイレ空間を脱臭してくれたり暖房といった機能も充実しています。便器内を自動で洗浄してくれる機能付きのトイレもあり、いつでも清潔さを維持できます。
また、ペーパーホルダーも２連タイプのものや収納付きのものに変えると利便性も上がりますね。トイレはもはやリラックスの場所で、ウォシュレットやシャワートイレは脱臭やアロマディフューザーまで備えたものもあり、ハイグレードモデルでは芳香で包まれて心地よい時間を楽しめるタイプもあります。今やトイレタイムは贅沢なリラックスタイムに変わりつつあります。
各メーカーとも、メーカー独自の技術で甲乙つけがたい機能が満載です。今回は、TOTOの「ネオレスト」、リクシルの「サティス」、パナソニックの「アラウーノ」のそれぞれの機能をまとめてみました。トイレ選びの参考になれば幸いです。
陶器の美しい曲線が魅力的で、コンパクトながらも存在感があります。デザインは可愛らしく、強すぎない絶妙なバランスが抜群です。トイレに入ると自動で蓋が開き、終わると自動で閉まるオート開閉や、使うたびに便器を自動で除菌してくれる「便器きれい」、汚れにくい便器を目指した「セフィオンテクト」など、TOTOならではの最新テクノロジーが満載です。
さらに、「きれい除菌水」は水から作られた除菌成分で便器やノズルを除菌し、「においきれい」はトイレ使用時間を学習し、１時間前からニオイを取り込んで脱臭してくれる優れた機能です。トイレ使用後には「便座きれい」や「プレミスト」で便座を漂白・除菌する機能も備わっています。
お手入れがラクラクな衛生陶器「アクアセラミック」を採用し、ガンコな水アカや汚れも簡単に落とせます。
また、便器に泡を張る「泡クッション」は飛沫汚れや着水音を低減し、イオンの力で浮遊カビ菌や付着菌を除菌し、においの発生を抑制する「鉢内除菌」も備えています。「お掃除リフトアップ」機能は、便器とのすき間を簡単に掃除することができ、便器に近づくと自動で便フタが開き、離れると閉じる「フルオート便座」や、便座から立ち上がると自動的に便器を洗浄してくれる「フルオート便器洗浄」は高い利便性を誇ります。
さらに、夜中の使用時に便利な「ほのかライト」や、着座すると強力に脱臭を開始し、においを吸引する「Wパワー脱臭」など、快適で清潔なトイレタイムを過ごせる機能が満載です。
有機ガラス系の新素材「スゴピカ素材」を使用し、水垢の固着を防いでいます。便器内には航空機窓にも使われるこの素材が、黒ずみ汚れなどの原因となる水垢を効果的に防いでいます。さらに、「オゾンウォーター」機能では、水から生成したオゾン水を便器内に自動で散布し、雑菌の繁殖を抑制。微細な「ナノイーX」も搭載されており、家電メーカーならではの先進技術が凝縮されています。特に注目すべきは、「トリプル汚れガード」機能で、男性の小用時の汚れを軽減します。男性が多いご家庭でのトイレ掃除の負担を軽減したい方におすすめです。
また、「激落ちバブル」は、スパイラル水流に乗って便器内を洗浄し、大きな汚れから細かな汚れまで効果的に除去します。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
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より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
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