「備蓄米がすぐ売り切れる」「おコメの値段がまた上がった」――。こうしたニュースを耳にして、家庭でも“もしも”に備えて食品を買い置きする動きが広がっています。けれど、買ったはいいものの「置き場がない」「古い順に使えない」と悩む声も少なくありません。そこで注目したいのが、“しまう力”を底上げする収納リフォーム。実は収納を整えることは、防災リフォームにも直結し、一石二鳥の効果が期待できるのです。
今回は、備蓄米や買い置き食品をスッキリ収納しながら、非常時にも安心できる住まいに整えるためのアイデアをご紹介します。キッチンや勝手口まわりの工夫から、冷凍庫・水タンクの置き場、家族で管理できる仕組みづくりまで、今日から備えを始めたくなるヒントを詰め込みました。「備える家づくり」の第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。
2023 年の記録的猛暑でお米の出来が落ちたうえ、24 年夏には大規模地震への注意情報が発令されました。「お米が足りなくなるかも」という不安が高まり、流通業者も家庭も前倒しで買い集めた結果、店頭在庫が一気に減少。さらに、作付けを調整する国の制度が続いていたため、急な増産が難しく、価格だけが先行して上がるという悪循環が起こっています。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・「まとめ買いした食品を温度変化の少ない場所へしまう」ための収納室新設
・玄関〜パントリー直結など、買ってすぐ片付けられる動線の見直し
・備蓄管理を家族で共有できる見える収納+チェック表の導入
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
「不安だから買う」だけでなく、「いつ・どこに・どれだけ置くか」を決めると、買いすぎ防止にもつながります。
コメ袋やペットボトルは重くて大きい――収納があふれる原因の筆頭です。キッチン横のデッドスペースや階段下を活かして小さなパントリーを増設すれば、買い置き品が散らからず、ローリングストックもラクに管理できます。室温が上がりにくい位置を選べば、防災備蓄にも最適です。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・可動棚+通気孔付きドアで“見える&蒸れない”収納へ
・パントリー内にUSB照明・コンセントを仕込み、停電時の充電拠点にも
・床を一段下げて低収納+段差なしにすると米袋の出し入れがらく
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
扉を閉じれば生活感を隠せるので、リビング続きの場所でもスッキリ見えます。
「IHだけだと停電が心配」という声に応え、土間にカセットコンロや卓上ガス台が使えるスペースを設けるプチリノベが人気です。勝手口を広げて荷物の搬入をしやすくし、土間床に耐熱タイルを敷けば、非常時は炊き出し拠点に早変わり。アウトドア調理派にも好評です。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・勝手口の段差解消+ドア幅拡大で米袋も台車でラクに運搬
・土間床は不燃タイル+排水溝付きで火や水に強い作業ゾーン
・壁面に可倒式ワークトップを取り付けて平時も家事スペースに活用
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
ガスボンベや炊飯用鍋を一緒に保管すると、いざという時に「あれがない!」を防げます
備蓄米は湿気と高温で味が落ちます。キッチンやパントリー周辺の壁に調湿石こうボードや珪藻土クロスを採用し、天井裏に断熱材を追加するだけで庫内温度は大幅ダウン。結果として冷暖房効率が上がり、光熱費も抑えられるので暮らし全体が快適に。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・パントリー天井裏に高性能断熱材+換気ファンを後付け床下に防湿シート+スタイロフォームで湿気逆流をブロック
・キッチン背面収納の内部だけ調湿壁紙に張り替えて手軽に効果アップ
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
収納内に市販の温湿度計を置き、25℃・湿度60%以下を目安に管理すると安心。
最近の物価高で、まとめ買いして冷凍保存する“賢いストック生活”が広がっています。ご飯の冷凍はもちろん、肉や魚、作り置きおかずの冷凍保存にも対応できるように、大型の冷凍庫や冷蔵庫を追加するご家庭が増えているのです。ところが、肝心の置き場がない・電源が取れない・熱がこもるといった問題も。そんなときに役立つのが、廊下や洗面所のフリースペースを活かした収納+設備リフォームです。冷凍機器だけでなく、非常用の水タンクや防災リュックなども一緒に収納すれば、日常と非常時の備えがひとまとめにできます。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・廊下の物入れを拡張してコンセント+排熱用ルーバーを設置
・洗面所に耐水フロアを張り、冷凍庫+給水タンクをまとめて保管
・家電下に耐震ベルト・転倒防止金具を取り付けて安全性アップ
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
冷凍庫は満杯にすると保冷力が上がります。節約・備蓄・防災のすべてを兼ね備えた“冷凍ストックコーナー”は、今いちばん注目のスペースです!
子どもが成長して空いた子供部屋や、「いつか片付けよう」と思いながら物置化している部屋――。そのスペースこそ、お米や水・非常食をまとめて保管できる“家の防災倉庫”にうってつけです。既存の居室を活用すれば増築費用もかからず、家全体の荷物を一か所に集約できるため片付け効率が格段に向上。家族のライフステージに合わせて収納量を増減しやすい“伸びしろリフォーム”です。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・内装を白+可動棚だけのシンプル仕様にし、ストック量に応じて棚高さを調整
・出入口を引き戸に変更して、米袋・ペットボトルを台車で搬入しやすく
・窓は断熱内窓+遮光ブラインドで温度上昇&紫外線劣化をブロック
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
「防災用品」「季節家電」「思い出品」などゾーン分けすると、いざ取り出すときも迷いません!
どこに何があるか分からないと、賞味期限切れや二重買いにつながります。ラベリング・透明容器・スマホ共有リストを組み合わせた“見える化収納”なら、家族全員でストック状況を把握可能。買い忘れ防止アプリと連携すれば、在庫管理がゲーム感覚で続けられます。
✔ こんなリフォーム・改善が効果的:
・棚板を奥行30cmに絞り、一目で在庫が分かる浅型収納に
・扉裏にホワイトボードを貼り、その場で在庫更新
・親子で届く高さを分けたハーフ&ハーフ棚で使いやすさを両立
🔍 ヤマコーワンポイントアドバイス:
「古い順に手前へ」のルールを決めておくと、ムダなく回しながら備える習慣がつきます。
お米の値上がりをきっかけに、「日頃から備えておく」意識が高まり、買い置きや備蓄の習慣がぐっと広がってきました。その結果、これまで“収納の問題”と思われていた課題が、実は暮らし全体の防災性にも直結していることが見えてきたのです。収納を整えることは、単にモノをしまうだけでなく、「災害時にも困らない家」「安心をキープできる暮らし」をつくるための防災リフォームにもなります。
✅ 収納力アップ → 食品ロス削減+物価高対策+備蓄の見える化
✅ 温湿度のコントロール → お米も建物も長持ち+カビや劣化を防ぐ
✅ 動線と調理スペースの整備 → 非常時の炊き出し・停電時の自炊にも対応
✅ 多目的ストック空間の確保 → 水・燃料・防災用品の一元管理が可能に
非常時に「これがあってよかった」「あの部屋があって助かった」と思える住まいづくりを、今から始めてみませんか?
ヤマコーでは、お客様のライフスタイルやお住まいの条件に合わせて、収納+防災リフォームの両立プランをご提案いたします。お気軽にご相談くださいね。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること
より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。
リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
ご連絡先
0120-156-805
お問い合わせフォーム
https://yamakoo805.com/contact.php
SEARCH
CATEGORY
GROUP
よく読まれている記事
KEYWORD