今週に入り、全国的に梅雨入りの発表が続いています。長雨が続くこの季節、洗濯物が外に干せず、室内干しが日常になっているというご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、「乾かない」「におう」「場所がない」など、室内干しには何かと悩みがつきものです。今回は、そんな“洗濯ストレス”を解消するために、「住まいの見直し」+「日々の暮らしの工夫」という2つの視点から、洗濯の悩みに応えるテーマ別の解決アイデアをご紹介します。リフォームで解決できるアイデアも盛り込みましたので、ぜひご覧ください。
室内干しをすると、どうしても気になるのが「生乾き臭」。実はこのにおい、いくつかの原因が重なって発生しています。
■ 雑菌の繁殖
乾きが遅い室内干しでは、湿気が長時間衣類にとどまりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境になります。この雑菌こそが、あのいや〜なにおいの元。風通しがよく、日光が当たる場所で干すことで、雑菌の繁殖を抑えることができます。また、ランドリースペースのレイアウトや換気窓の工夫をして、自然換気をうまく利用できるよう縦すべり出し窓(横に開いて外側に出るタイプ)や横すべり出し窓を設けると、湿気のこもりにくい空間になります。
■ 洗剤や柔軟剤の残留
洗剤や柔軟剤がしっかりすすげていないと、それがにおいの原因になることも。抗菌タイプの洗剤や柔軟剤を使う、洗剤は適量にする、投入入口の掃除もこまめにする——といったひと手間で、仕上がりの差が出ます。
■ 洗濯機の汚れ
洗濯槽が汚れていると、雑菌が衣類に移り、生乾き臭の原因になります。月1回程度の洗濯槽クリーナーで、カビやぬめりをしっかり落としましょう。
■ 通気が良くない
密集して干していると、空気が流れず乾きが遅くなり、結果においが発生します。5〜10cm間隔を空けて干すこと、特にタオルや厚手の衣類は間隔を広めに取るのがポイントです。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス:におい対策の第一歩は「早く乾かすこと」。風通しと間隔に注目!
リビングに干したり、カーテンレールを使ったり……“応急処置”が日常になっていませんか?実は、ちょっとしたリフォームで、毎日の洗濯がグッと楽になるんです。
・天井に昇降式物干しを設置(例:ホシ姫サマ)
・脱衣室や廊下、階段上の空きスペースを干し場に活用
・ランドリーパイプ付き収納を設けて“干す→収納”を同じ場所で
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
1畳でも“洗濯スペース”はつくれます。家の中に「干しやすい動線」があるだけで家事がラクに!
梅雨時の室内干しは、とにかく空気が動かないことが悩みの元。風の通り道をつくるには、窓のリフォームも効果的です。 断熱性能も上がる内窓設置は、実は通気の改善にもつながります。また、風の通り道を計算した「すべり出し窓」の設置は、室内干しスペースにぴったり。 小さな窓の工夫が、大きな快適さを生み出します。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
窓の工夫でエアコン効率もUP。湿気・におい・省エネの“三つ巴対策”です!
室内干しの強い味方は「設備」の力です。
・昇降式の物干しユニット
・浴室乾燥機(衣類乾燥+カビ予防)
・ガス衣類乾燥機(乾燥時間を大幅短縮。スピード重視派に◎)
・扇風機・サーキュレーターで空気循環(手軽に乾燥時間を短縮&におい対策にも)
これらを上手に取り入れることで、日常の洗濯がぐっとラクになります。特に扇風機やサーキュレーターは、湿気がこもりやすい梅雨時期に手軽に取り入れられる便利アイテム。洗濯物に風を当てるだけでも、乾きやすさやにおいの軽減に効果があります。ちなみに、洗濯物をカーテンレールに干すのはNG!レールが曲がったり外れたりするだけでなく、布に湿気とカビが移るリスクも。また、湿気の多い室内はダニの繁殖率も高くなるため、換気や除湿も忘れずに行いましょう。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
設備は「家族の人数」や「干す量」に合わせて選ぶのがポイント。後付け可能な製品も増えているので、プチリフォーム感覚で取り入れることも可能です。
洗濯機から干し場までが遠いと、濡れた洗濯物を持って家の中をあちこち移動することになり、毎日のこととなると意外と大きな負担になります。さらに、乾いたあとの片づけ場所が遠ければ、そこでまたひと手間がかかってしまい、気づかないうちにストレスがたまりがちに。だからこそ、「洗濯機 → 干す場所 → 片付ける場所」がひとつの流れでスムーズにつながっていることが大切です。洗濯動線が整うと、家事の効率は驚くほどアップします。ファミリークローゼットやランドリールームを設けて、干す・たたむ・片付ける作業を一か所で完結できるようにしたり、収納の中にハンガーパイプや棚を後付けするだけでも、家事がぐっとラクになりますよ。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
洗濯動線の見直しは、家事ストレスを減らす“仕組みづくり”。収納の工夫も、立派なリフォームのひとつです!
洗濯物が目につくと、どうしても生活感が出てしまうもの。来客の予定がある日は「今は干せない…」と諦めることも。 そんなときは、ロールスクリーンや間仕切りを使って干し場を目隠しできる仕掛けや、クローゼットの中に取り付けられる昇降物干しなど、視線を避けるリフォームはどうでしょう。 干し場を確保しながら「見せない工夫」を取り入れることで、急な来客にも安心して対応できます。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
「干したまま隠す」だけでなく、急な雨の時でも安心して干しっぱなしにできるのが室内干しの魅力。上手に活かしたいですね。
「柔軟剤を多めに入れたのに、香りが残らない…」そんな経験、ありませんか?実はその背景には、乾燥機の性質と“雑菌の影響”が関係しています。まず、柔軟剤の香りが感じられにくい原因として、乾燥機の熱や風で香りが飛んでしまうことが挙げられます。洗濯直後にはしっかり香っていたのに、乾かすと薄れてしまう…というのはよくあることです。そこで「もっと香らせたい」と柔軟剤を多めに使ってしまうと、逆にベタつきやにおいの原因になってしまうことも。柔軟剤は、適量を守ることがポイントです。
一方で、乾燥機をかけた洗濯物から雑巾のようなニオイがする場合は、柔軟剤ではなく雑菌の繁殖が原因かもしれません。洗濯物に残った皮脂や汚れ、乾燥機内にたまったホコリなどが栄養となって、湿気や温度の影響で雑菌が一気に増えてしまうのです。雑菌は、洗濯物に残った皮脂や汚れ、そして湿気・温度を栄養に、乾燥中でもどんどん繁殖します。特に、乾燥機のフィルターや排気口にたまったホコリや汚れは、雑菌が増えやすい場所。お手入れを怠ると、機械内部にまで影響を及ぼし、乾燥機から出したばかりの衣類が「なんだか臭う…」という事態に。さらに、もともと雑菌が増えていた濡れたタオルや衣類を乾燥機に入れると、その雑菌が乾燥機内に広がり、悪臭の元になるケースもあります。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
香りを楽しみたい方は、「部屋干し用柔軟剤」や「抗菌タイプ」を選ぶのがおすすめ。あわせて、乾燥機のフィルターや洗剤投入口の定期的なお手入れもお忘れなく。においの原因を断つには、日々の“予防”がいちばん大切です。
梅雨の時期は、どうしても洗濯の悩みが増える季節。でも、「干す」「換気する」「片付ける」という流れを整えるだけで、毎日の洗濯は驚くほどラクになります。
今ある住まいを、少し見直すだけで今年の梅雨はストレスフリーに過ごせるかもしれません。気になることがあれば、お気軽にヤマコーまでご相談くださいね。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること
より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。
リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
ご連絡先
0120-156-805
お問い合わせフォーム
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