相続した空き家をどうする? |貸す・残す・売るを見極めるポイント

相続した空き家をどうする? |貸す・残す・売るを見極めるポイント

相続した実家をどう扱うか。

これは、数字だけではなかなか決められないテーマです。
もう戻る予定はない。しかし、親が暮らしていた家を自分の代で壊すのは簡単には気持ちが追いつかない。そう感じる方は少なくありません。
ただその一方で、毎年届く固定資産税の通知書。放っておけば伸びていく庭の草。近所から枝や雑草のことで連絡が来ないかという気がかり。誰も住んでいないのに、手間だけは少しずつ増えていきます。
最近は、「売るか残すか」だけではなく、無理なく維持できる形に変えられないかという相談が増えてきました。
そのため、今回は、相続した実家を貸す・残す・売るのどの方向で考えるべきか、その判断の軸を整理していきます。

空き家は、放置した瞬間から少しずつ傷み始める

空き家は「誰も住んでいないだけ」ではありません。人が暮らさなくなった家は、驚くほど空気が変わります。
床下に湿気がこもる。排水のにおいが上がる。閉め切った空気が重くなる。夏場は雑草も一気に伸びます。
現場で見ていても、外から見るとまだ大丈夫そうなのに、中へ入った瞬間に「あ、傷み始めているな」と感じる家は少なくありません。
家は、人が暮らすことで守られている部分があります。水を使い、窓を開け、掃除をして、誰かが出入りする。そうした日常の動きだけでも、家の状態は変わります。
さらに最近は、近隣の目も以前より厳しくなっています。郵便物が溜まり、夜は真っ暗。庭が荒れているだけで、「放置されている家」という印象を持たれやすくなります。
管理不全空家や特定空家として扱われると、固定資産税の優遇が外れる可能性もあります。
「そのうち考えよう」と後回しにしている間に、建物の状態も、管理の負担も、少しずつ重くなっていく。これは現場で本当によく見る流れです。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
玄関まわりとポストを見るだけで、その家が気にされている家かどうかは意外と分かります。古いことより、「誰も気にしていない感じ」の方が、防犯面でも管理面でも危険です。

雑草や放置によって傷み始めた空き家外観の画像

相続した実家は貸せる家なのか?

相続した実家を前にすると、「せっかくなら貸せないかな」と考える方は少なくありません。ただ、大事なのは貸したいではなく、借りてもらえる条件があるかです。
まず見るべきなのは、大きく3つあります。
1つ目は、需要があるかどうか。
駅近だけが正解ではありません。地域によっては、戸建て賃貸を探しているファミリー層や、「アパートより気楽に暮らしたい」という人もいます。駐車場付きの戸建てを探している方は、実はかなり多いです。
2つ目は、法規制。
接道条件、再建築可否、用途地域。このあたりは見た目だけでは分かりません。「建て替えようと思ったら、同じ規模で建てられなかった」これは本当にあります。
そして3つ目が、建物の状態。
雨漏り、床下、湿気、配管、構造。ここを見ないまま進めると、「少し直せば貸せる家」なのか、「大規模工事が必要な家」なのか判断できません。
つまり、貸せるかどうかは築年数だけでは決まりません。

相続した実家の賃貸需要や法規確認を行う工務店スタッフのイラスト

実家の活かし方は、1つではない

収益化と聞くと、「アパートを建てる」というイメージを持つ方も多いですが、選択肢はそれだけではありません。

実際には、
・そのまま貸す
・必要な部分だけリフォームする
・建て替える
・売却する
こうした複数の方法を比較しながら考えていくケースが多いです。
特に最近は、「まずは部分リフォームで戸建て賃貸にできないか」を検討するケースがかなり増えています。
構造がしっかりしている家は、全部を壊さなくても十分活かせることがあります。
その一方で、最初から全部を直そうとすると、費用負担がかなり大きくなることもあります。
そのため、まず必要な部分だけ手を入れ、入居状況を見ながら少しずつ整えていく考え方も増えています。
内容によっては、リフォームローンやフリーローンを活用しながら、無理のない範囲で進めるケースもあります。
最初から完璧を目指すより、「続けながら維持できる形」にしていく方が、結果的に長く管理しやすいことも少なくありません。

続した実家の活用方法ごとの特徴や注意点をまとめた比較表の画像

無理に収益化しない方がいい家もある

ここは、きれいごと抜きでお伝えしたい部分です。

・管理距離が遠すぎる。
・周辺需要が弱い。
・修繕費が大きすぎる。
・法規制に問題がある。

こうした家は、無理に貸そうとすると、あとで負担だけが残ることがあります。
さらに難しいのが、家族の気持ちが分かれるケースです。
売りたい人もいれば、残したい人もいる。貸したい人もいれば、帰省時だけ使いたいという人もいる。そうなると、話は止まりやすくなります。特に兄弟がいる場合は、早めに方向性を話しておく方がいいこともあります。「誰かが決めてくれるだろう」と思っている間に、思い出の詰まった家が少しずつ傷んでいく。そこが、相続した実家の難しいところです。思い入れのある家ほど、気持ちと現実を分けて考えることが大切です。

相続した実家の活用方法を整理したリフォーム比較イラスト

利回りより、続けられるかが大事

収益物件は、建てた瞬間がゴールではありません。空室対応、草刈り、修繕、入退去。遠方管理ならなおさらです。
収益物件は、家賃が入るかどうかだけでは回りません。管理で疲れないか、修繕のたびに慌てずに済むか、空室のときも最低限の手入れができるか。そうした運用面まで含めて考える必要があります。最初の計画に無理があると、その負担はあとから管理や修繕の場面でじわじわ効いてきます。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
高利回りに見える物件でも、実際には管理が大変すぎて長続きしないケースがあります。遠方管理なら特に、無理なく続けられる形かどうかを優先した方が結果的にうまくいきます。

空き家活用における家賃収入と管理費のバランスを考えるイラスト

まとめ

相続した実家は、「売るか残すか」の二択ではありません。
貸す。部分的に活かす。管理しやすい形に整える。選択肢は複数あります。
ただし、すべての家が収益化に向いているわけではありません。建物の状態、法規制、周辺需要、そして自分たちが無理なく管理できるか。この4つを合わせて見極めることが大切です。

まずは一度、実家へ行ってみてください。

玄関のにおい。雑草。暗さ。床の沈み。水まわり。そういう小さな違和感が、最初のサインになります。
貸すにしても、売るにしても、残すにしても、まずは今の家がどこまで活かせる状態なのかを知ること。そこを見ないまま進めると、あとで判断がぶれやすくなります。

次回の後編では、
「どこまで直せば貸せる家になるのか」について整理していきます。
全部を新しくする必要はあるのか。逆に、お金をかけないと後で困りやすい場所はどこなのか。古い実家を貸せる家として活かすための考え方を、現場目線でまとめていきます。

空き家活用の判断ポイントをまとめたイメージ画像

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取締役 山下 大輔

有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。

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