マンションリフォームのリアル:前編|失敗しないための“ルール”と基本を知ろう

マンションリフォームのリアル:前編|失敗しないための“ルール”と基本を知ろう

マンションでリフォームをしようとすると、「できる工事」と「できない工事」がある──。それは、マンションには一般の法律に加えて「区分所有法」という特別な法律があるからです。この法律では、ひとつの建物を自分の持ち分(専有部分)とみんなの共有部分(共用部分)に分け、お互いの暮らしを守るためのルールを設けています。また、マンションごとに定められた「管理規約」や「工事ルール」も異なるため、同じ工事でもできる範囲が変わることがあります。今回は、そんなマンションリフォームの基本の考え方を分かりやすくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

なぜマンションに“ルール”があるの?

マンションは、たくさんの人が一つの建物を共有して暮らす集合住宅。もし誰かが自由に壁を壊したり、配管を動かしたりしてしまえば、他の住戸に水漏れや振動が伝わることもあります。こうしたトラブルを防ぐため、区分所有法という法律で、建物全体を「自分の持ち分」と「みんなの共有部分」に分けて管理する仕組みになっています。つまりマンションは、自分の家でありながら、みんなの建物でもあるのです。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
マンションのリフォームでは「自分だけ」ではなく「建物全体」も意識すること。この視点を持つと、後の手続きもスムーズになります。

 

マンションのエレベーターの写真

マンションは“専有部分”と“共用部分”に分かれる

リフォームを計画するとき、まず理解しておきたいのがこの「線引き」です。専有部分とは、自分が居住する部屋の内側の空間。一方、共用部分は建物の構造体や外壁、配管スペースなど、複数の住戸に関わる“共有の設備”です。誤って共用部分に手を加えてしまうと、管理組合から修繕命令を受けるケースもあります。そうならないためにも、「どこまでが専有部分なのか」を事前に確認しておくことが大切です。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
専有・共用の区別はマンションによって異なります。曖昧な場合は、必ず管理規約や管理組合に確認しましょう。

マンションの共有部分と専有部分のイラスト

専有部分とは?どこまでが“自分の空間”?

マンションを購入した人が生活するための各住戸の内側部分を指します。壁・床・天井・室内ドアやキッチン・洗面所などがこれに含まれ、デザインや設備の変更も原則自由に行うことができます。ただし、専有部分の修繕や管理は所有者自身の責任。共用部分のように管理組合が行ってくれるわけではありません。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
内装リフォームを検討する前に、「どこまでが自分で管理する範囲なのか」を確認しておくと安心です。

マンションの玄関から撮影した室内の写真

共用部分とは?みんなで使う建物の骨組み

共用部分は、建物全体に関わる重要な構造部分です。柱・梁・外壁・廊下・階段などがこれにあたり、見た目は自分の部屋に近くても、実際は全員の共有財産にあたる場合があります。共用部分を管理するのはマンションの管理組合。その維持費は、住人が毎月支払う「管理費」でまかなわれています。そのため、個人の判断でリフォームを行うことはできません。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
玄関ドアや窓サッシなども共用部分に含まれるケースがあります。「触っていいか迷ったら、まず確認」──これが基本です。

マンションのロビーの写真

管理規約と管理組合のルールを確認しよう

マンションには、必ず「管理規約」が存在します。そこには、工事時間や申請方法、そして「専有部分の修繕等」といった項目でリフォームに関する手続きが定められています。たとえ自分の住戸内の工事であっても、内容によっては管理組合への事前申請が必要です。承認を得ずに工事を進めると、後でトラブルになることも。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
“この工事、申請が必要かな?”と思ったら、まず管理組合に相談を。管理規約は、リフォームの“取扱説明書”のような存在です。

マンションの管理規約の写真

電気・ガスの容量上限に注意

マンションでは、建物全体で使う電気やガスに上限があります。そのため、床暖房やIHコンロなど新しい設備を設置するときは、容量を超えないかを管理組合に確認することが大切です。特に築年数の経ったマンションでは、電気容量が小さい場合もあります。設備を増やす前に一度チェックしておくと安心です。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
「ブレーカーが落ちやすい」「電気が弱い」と感じたら、容量の上限に近づいているサインかもしれません。

マンションの共有電気ガスのメーターボックスの写真

安心して進めるためのマナーとルール

マンションリフォームは、自分だけの問題ではありません。工事の音や振動、資材の搬入などで他の住人に迷惑をかけないよう、事前に工期や内容を知らせておくことが大切です。また、どんな工事でも“安全に行う”ことが基本。建物の強度や防火性能を損なうような変更は、避けなければなりません。無理のない計画を立て、周囲との信頼関係を大切に進めましょう。

🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
「音・安全・あいさつ」──この3つを守ることが、リフォーム成功の第一歩です。

マンションの入り口エントランスの写真

ルールを知れば、もっと自由に変えられる

マンションのリフォームには、戸建てにはない“ルール”があります。しかし、ルールを知れば、できることは意外と多いもの。まずは、「専有部分」「共用部分」「管理規約」という3つの基本を押さえ、安心して理想の住まいづくりを始めましょう。

📖次回【後編】では、実際にどんな工事ができるのかをキッチン・内装・窓・玄関など、部位別に詳しくご紹介します。お楽しみに!

マンションの一階外観の写真

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。

大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること

より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。

リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

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取締役 山下 大輔

有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。

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