今回は滋賀県彦根市のSHIGA整骨院彦根店の改装工事をご依頼いただきましたので、ご紹介いたします。オーナー様のご要望をあまるところなく反映させ、患者様が心地よく過ごせる空間になることを第一に考えた設計にいたしました。ホワイトを基調とした内装は、清潔感と癒しを感じさせる雰囲気を演出し、来院される方々がリラックスできる環境になるよう仕上げました。細部にまでこだわりを持ち、個室でも圧迫感を感じることのないよう、空間の使い方やデザインに工夫を凝らしました。施術前、施術中、施術後ともに快適に過ごし、心も体もリフレッシュできる空間になっています。ぜひご覧ください。
工事を始める前に、床や壁、天井の補修や補強が必要な箇所を事前に調査することが非常に重要です。この調査をすることにより、問題箇所を特定し、前もって適切な対策を講じることができます。こういった確認作業をしっかり行うことにより、工事中のトラブルを未然に防ぐことができます。
間仕切り壁を設置していきます。空間を柔軟に活用できる間仕切り壁は、スペースの使い方を自由に変えることができ、お店のレイアウトに合わせて機能的な空間を作り上げることができます。まずは、設置する場所を決めてから、壁のフレームを組み立てていきます。特に注意が必要なのは、壁や天井内部にある配線です。クギやビスを打つ際には、必ず事前に確認し、配線に損傷を与えないよう細心の注意を払います。ここは、大工の確かな技術と経験が必要不可欠です。
間仕切りの骨組みが完成した後は、天井や壁、床などの表面部分に内装ボードを貼っていきます。このボード貼りは、後に行うクロス貼りや塗装の基礎となる大切な工程です。内装ボードには様々な種類があり、店舗の用途やデザインに応じて最適なものを選び、施工することで室内の雰囲気が大きく変わります。この内装仕上げのボードは、石膏ボードがよく使われます。石膏ボードは無機質で燃えにくく、火災時には結晶水を放出して温度の上昇を遅らせる効果があるため、不燃材として非常に優れています。また、音を通しにくいという特性もあり、快適な室内環境を作る上で役立ちます。
パテ処理とは、クロス貼りや壁の仕上げ前に行う下地処理のことです。石膏ボードの継ぎ目や釘、ビスの穴を平らにするため、粘土のような「パテ」という材料で埋めていきます。クロスは非常に薄い素材なので、下地の段差や繋ぎ目が残っていると、見た目に影響するだけでなく、気泡が入ったり、クロスの強度が低くなり、剥がれやすくなってしまうことがあります。パテ処理は、このような問題を防ぎ、壁を滑らかに仕上げるための重要な作業です。
古い洗濯バンを取り外し、既存の水廻りの状態を確認していきます。赤と青の配管があるのが分かります。赤い配管は温かいお湯が通る給湯管、青い配管は冷たい水が流れる給水管です。小学校の理科の授業で学んだ体の動脈と静脈のようなイメージです。それぞれの役割が明確に分かれており、これらがお湯や水の供給を支えています。配管の状態をしっかりと確認し、必要があれば補修や交換を行い、安全で快適に使用できるよう調整していきます。
限られたスペースの中で、オーナー様のご希望を取り入れた素敵な空間が完成しました。単に待合室と施術室を区切るだけではなく、患者様がリラックスできる場所を作りたいというご要望を大切にし、限られた予算の中でも最大限の満足度を追求しました。清潔感あふれる白を基調とし、落ち着いた雰囲気が漂う内装に仕上げることで、心地よさと安心感を演出しています。施術を受けるお客様がリラックスしながら快適に過ごせるよう、細部にまでこだわり、空間全体に温かみを感じさせるデザインを取り入れました。心身ともにリフレッシュでき、くつろげる空間が出来上がり、来院されるお客様にリラックスした時間を提供できるような内装となっています。
入り口にはオーダーメイドの靴箱を設置し、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を作りました。上段にはスリッパを収納し、下段にはお客様が靴を入れられるように設計しています。また、安全性を重視し、角を丸くする面取り加工を施しました。この加工により、角が尖る部分をカットして面を増やし、ケガのリスクを軽減しています。このひと手間によって、小さなお子様をお連れのお客様でも安心してご利用いただけます。さらに、使いやすさを考慮した鍵穴の位置にまでこだわったオーダーメイドのロッカーも設置しました。お客様の動線をしっかりと考えた配置で、スムーズに利用できるよう設計しています。
受付カウンター付近は、白を基調としたデザインで、丸みを帯びた形状に仕上げ、優しい雰囲気を持たせました。この曲線的なフォルムは、来院されるお客様に安心感と親しみやすさを与えるよう工夫しています。ホワイトカラーは清潔感を強調しつつ、空間全体を明るく広く見せる視覚効果を発揮してくれます。カウンターの角にも、面取り加工を施し、安全性を確保しました。デザイン性と機能性を融合させた受付は、使い勝手の良さとビジュアルを両立しています。
待合室には、オーダーメイドのベンチを設置しました。このベンチは、お客様のお荷物を収納できる機能を備えており、フタを開けると荷物を入れるスペースがあり、フタを閉めると、快適に座れるベンチとして利用できるようになっています。限られた空間で、収納とベンチを効率よく設置しました。面取り加工も施しており、安全性にも配慮しています。冬場にはコートなどの大きなお荷物もしっかり収納できるよう設計されており、使い勝手が抜群です。
整骨院の個室の目的は、お客様にとって安心できるプライベートな空間にすることです。施術中に周囲の目を気にせずリラックスでき、お客様が心地よく治療を受けることができるよう清潔感のあるカラーや柔らかな照明を使用し、落ち着いた雰囲気に仕上げています。また、音を遮るためのカーテンも設置する予定です。また、個室はプライバシーを守ることができるため、お客様同士の情報が漏れる心配もありません。安心して悩みや症状を相談できるため、より適切な施術を受けることができます。癒しの効果と安心感、患者様のプライバシーに配慮した個室は、特に女性の患者様には人気があります。
整骨院の水廻りは、お客様の快適な利用を考慮した重要なポイントです。洗濯バンは、施術で使用したタオルや器具を洗うために欠かせないため、清潔を保つために、容量の大きなものを選び、効率的に洗濯ができるように設計しています。デザインにも気を使い、清潔感を演出するために白を基調としたカラーリングを選び、空間内に明るい雰囲気を作り出しています。水廻りは単なる機能性だけでなく、清潔で使いやすさも求められるため、手洗い場も一緒に設置しています。
洗面ボウルには、サンワカンパニーの「デイリー」です。毎日多くの方にご利用いただくものなので、実用性をしっかりと考慮した製品です。この洗面ボウルは、イタリアで人気のグロボ社のデザインで、スタイリッシュでありながら、汚れが付きにくい特性や抗菌機能も兼ね備えています。大きめのサイズが特徴で、しっかり手を洗えるので、使い心地も抜群です。勢いよく水を出しても、大きさのおかげで水跳ねを気にせずに済むのが嬉しいポイントです。また、ボウルの滑らかな表面は水が流れやすく、汚れが付きにくい構造になっています。
トイレにはLIXILのベーシアを採用しました。シンプルで使いやすく、清潔さを維持するための工夫が随所に施されています。フチなしデザインのため、勢いのある水流でしっかり洗浄でき、お手入れも非常に簡単です。見えづらい部分や汚れが溜まりやすい場所がないので、常に清潔を保つことができます。
私たちヤマコーは、これまでに新築店舗・店舗リフォームのご依頼を数多くいただいております。
業種は多岐に渡り、焼肉店、居酒屋、マッサージ店、ネットカフェ、歯科医院など、他にも数多くの業種による幅広い実績を持ちます。
私たちが多業種のオーナー様に選ばれ続けている3つの理由
・設計デザインにおいて提案するプランニング力
・オーナー様の想いをカタチにできる現場力
・価値を高める空間アイデア
ヤマコーには大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しています。
建築を知り、建物を知り、デザインを知り、造り方を知り尽くした私たちだからこそ実現できる現場力。
現場の進捗をオーナー様と随時確認し、ご要望において「できるかできないか」の回答をその場でお答えすることが可能であり、構造上「できない」と判断した場合は、オーナー様の納得のいくご提案をいたします。
その現場力こそが業種という垣根を越えて、私たちヤマコーが選ばれ続けている理由です。
店舗リフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
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有限会社ヤマコー
取締役 山下 大輔
私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。