外壁塗装するけれど、実際どれくらいかかるの?と思われている方も多いと思います。30坪の戸建て住宅の外壁塗装にかかる日数は、およそ10~14日間です。ただし、この期間は、イレギュラーが発生せず、かつ天候に恵まれた場合であり、天候によっては、1ヶ月以上かかることもあります。
外壁塗装は足場の組み立てから洗浄、下地処理、養生、塗装といったさまざまな工程があり、どの工程も省略できません。
また、外壁塗装は塗料が周囲に飛散しないよう建物全体を飛散防止のシートで覆うため、お部屋が暗くなる、洗濯物を外に干せない、車を敷地内に駐車できないなど、日常生活に不便を感じることもあります。そのため、短期間で工事を終わらせる提案を持ってくる業者もいますが、先ほど記載した通り、外壁塗装はどの工程も省略できません。今日はなぜ外壁塗装はこれほど工程が長いのかをご説明いたします。
少しでも不便な生活から解放されたい思いはあると思いますが、決して安くはない外壁塗装。しっかりと工程を理解して家をベストな状態にしてあげることが大切です。
外壁塗装は、近隣への挨拶、足場組み立て、洗浄・下地処理、下地補修、養生、中塗り、上塗り、足場解体のステップで進んでいきます。どのように工事が進んでいくのか、しっかり工程通りに進んでいるのかチェックすることが大切です。
まず工事着工前に、近隣へ挨拶に伺います。工事前の挨拶は、ご近所トラブルを未然に防ぐ鍵です。足場工事の予定日や騒音、作業の影響はもちろん、大型トラックの出入りなど、工程や影響範囲を明確に説明することで、近隣にご理解いただけ、トラブル回避に繋がります。良好な関係性を築くことは、今後においてもプラスになります。
足場組み立ては、通行する人や近隣、作業する職人の安全を守ることはもちろん、塗装工事の施工の質を高めるために行います。足場完成後は、メッシュシートを取り付けます。これは風圧による支柱への負担を軽減させると同時に、防炎性や飛来物防止の安全性向上、高圧洗浄等で発生する汚れの飛散を防ぐ目的で行います。
高圧洗浄は外壁や屋根の古い汚れや塗膜を取り除き、下地と塗料の密着を高める重要な作業です。事前に補修が必要なひび割れなどの状態を確認した上で洗浄していきます。洗浄作業は半日から1日で完了しますが、その後の乾燥には最低でも24時間、状況によっては48時間必要になります。湿ったまま塗装すると、耐久性が低下し、美観も損なわれるため、充分な乾燥時間を確保することが大切です。
洗浄後に事前に確認した劣化やひび割れの補修を行います。特にサイディングの場合、シーリング補修が必要になってきます。シーリング材はゴムのような弾力性と伸縮性を備えがあるため、家のズレや動きに対応して水の侵入を防いでくれる他、伸縮性によって家の伸縮やズレのショックを吸収し、建物を保護する役割があります。しかし年数とともに劣化し、硬化やヒビ、割れが生じると防水効果が低下し、建物に水が浸入する危険性が生じます。古い輪ゴムが固くなって脆く、切れやすくなる現象と同じようなものだとお考えください。シーリングの劣化は雨漏りや建物の損傷の原因となりますので、定期的なメンテナンスが必要です。
塗装する前に塗料が付着してはいけない箇所をビニールやマスキングテープで養生し、車、地面、窓、アルミサッシ、植物などを保護します。これは塗装の仕上がりや汚れの防止に影響しますので、慎重な養生が必要です。しっかりとした養生により、塗装による汚れや事故を防ぎ、仕上がりの美しさを確保します。
補修した箇所にいきなり塗装すると補修跡を目立ってしまうため、補修部分に周囲の外壁と同じ柄を付ける「肌合わせ」作業をします。この作業は補修を行うだけでなく、美観的な要素も考慮し、補修跡を目立たなくして全体の仕上がりを美しくする重要な作業です。ただ補修するだけでなく、周囲との調和を考えて肌合わせを行うことで、一層良い仕上がりとなります。
続いて、ケレン作業を行います。ケレン作業とは、高圧洗浄では取りきれない金属部のサビや古い塗膜などの残留汚れを徹底的に取り除く作業で、これにより金属部をクリーンな状態に整え、塗料の密着性を向上させます。
次に錆止め塗料を塗っていきます。錆止め塗料は、金属の腐食を防ぐために使われる塗料で、外壁の雨樋や雨戸などの鉄部に塗られます。これを下塗り塗料前に施工し、金属の錆びを予防します。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回工程が基本です。特に下塗りは、耐久性や美しさを保つために重要な工程です。下塗りは中塗り・上塗りとは異なる機能や成分を持つ塗料を使用します。最近の塗料は高性能のものが多いのですが、下塗りが不十分だとその性能を十分に発揮できません。下塗りの役割は、上塗り用の塗料と下地の密着性を高め、塗膜を強化し、下地を強化する、サビやカビの発生を抑制するなど、重要な役割がたくさんあります。これにより、外壁を紫外線や風雨から守る頑丈な塗膜を形成します。
中塗りは外壁塗装の下塗り材の色を隠しつつ、3回目の上塗り材の密着力を向上させる役割があります。美しい外壁仕上げのためには、下塗りから中塗りまでしっかりとした土台を築き、色ムラを解消することが重要です。中塗りは最終的な上塗りの特性を引き出す鍵となる工程であり、ホコリや水分がある場合はきちんと除去しながら、丁寧に塗装を行います。
上塗りは外壁塗装の最終工程で、美しい仕上げることが目的です。中塗りの時に残ったムラなどを平らにして、なめらかで均一に上塗りすることにより、外観を一層引き立てることができます。外壁塗装に使われる塗料は通常、中塗りと上塗りの2度の重ね塗りを前提に考えられているため、2度塗ることにより、下地の保護や耐久性の維持といった塗料の機能を最大限に引き出します。
全行程が終わると塗り残しがないかをチェックし、その後、お客様に気になる点がないか確認していただきます。気になる箇所や塗り直しが必要な箇所があれば、手直しを行い、再度お客様に確認を取り、了解を得てから工事を完了させ、養生やテープの撤去、清掃を行います。
解体作業は組み立てよりも早く進むことがほとんどです。安全に留意しながら行いますが、解体中は危険が伴うため、作業中の家の出入りには注意が必要です。足場が解体されたら、最後に家の周りをきれいに掃除して、全ての工事が完了します。この時に、初めてキレイになった我が家とご対面です。
出かけてもOK?
外壁塗装中は出かけても問題ありませんが、出かける際には業者にひと声かけて、施錠していきましょう。
窓は開けてもOK?
窓は開けず、エアコンを使用しましょう。窓を開けると工事中の臭いやチリ、ホコリが入り込む可能性があります。外壁用塗料は人体には無害ですが、臭いもあるため、換気は最低限にして窓を閉めたまま過ごす方が良いでしょう。
洗濯物は外に干してもOK?
洗濯物は外に干すと塗料が付着したり臭いがつく可能性があるため、部屋干しにしましょう。ただし、塗装していない乾燥時間等で外に干せる場合もあります。業者に確認して、外干しできる時間を確認しておきましょう。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること
より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。
リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
ご連絡先
0120-156-805
お問い合わせフォーム
https://yamakoo805.com/contact.php