• 現場レポート

玄関の位置を変更するリフォーム|玄関移設とモルタル外壁工事

「玄関の位置を変えたい。」
今回ご依頼いただいたのは、玄関を移設し、生活動線を見直すリフォームです。玄関移設は、新しい玄関をつくるだけではありません。これまで玄関だった場所を違和感なく外壁へ戻す工事も必要になります。
今回は、元の玄関が新しい外壁へと生まれ変わるまでの様子をご紹介します。

玄関だった場所を、新しい外壁へ戻します

今回の工事では、新しい場所へ玄関を移設するため、これまで使用していた玄関は不要になります。
まずは玄関ドアや既存の壁を撤去し、新しく壁を造るための木下地を組んでいきます。同時に窓も新しく取り付け、これから施工する外壁の土台を造ります。外壁は仕上げ材だけで完成するものではなく、この下地があることで強度や仕上がりの精度が決まります。壁の厚みや窓の位置を確認しながら、周囲の外壁と自然につながるよう施工を進めていきます。

雨水の侵入を防ぐ透湿防水シートを施工します

木下地が完成すると、その上に透湿防水シートを施工します。透湿防水シートは、外からの雨水を建物内部へ侵入させず、壁の中に入り込んだ湿気だけを外へ逃がす役割があります。もし壁の中に湿気がこもると、結露による木材の腐食やカビの原因になることがあります。そのため、外壁の中の環境を整えるうえで欠かせない材料です。
また、シートは下から上へ重ねながら施工します。これは屋根瓦と同じ考え方で、万が一雨水が流れてきても重なり部分から建物内部へ入り込みにくくするためです。

モルタル外壁の土台となるラスカットを施工します

透湿防水シートの上には、「ラスカット」と呼ばれるモルタル専用の下地材を施工します。
ラスカットの表面には細かな凹凸があり、この凹凸にモルタルが入り込むことで、下地とモルタルがしっかり一体化する仕組みになっています。また、ラスカット自体にも耐水性があり、防火性や耐久性にも優れています。国内では住宅瑕疵担保責任保険の設計施工基準にも採用されている下地材で、現在のモルタル外壁では広く使用されています。
今回はラスカットだけに頼るのではなく、透湿防水シートも組み合わせることで、防水性能をさらに高めています。外壁は一つの材料だけで性能が決まるのではなく、それぞれの材料が役割を分担しながら住まいを守っています。

モルタルが密着するよう下地処理を行います

ラスカットの施工が終わると、そのままモルタルを塗るのではなく、まず下地処理材を塗布します。この下地処理材には、ラスカットとモルタルの密着性を高める役割があります。
モルタルは重みのある材料のため、下地との密着が不十分だと剥がれや浮きの原因になることがあります。そのため、仕上げ材を長く安定させるためにも、この工程は欠かせません。
一見すると塗装のように見える工程ですが、仕上げではなく、モルタルを施工するための準備工程です。

モルタルを施工し、外壁の形を造ります

下地処理が終わると、モルタルを施工します。モルタルは一度に厚く塗るのではなく、下塗りと上塗りの二回に分けて施工します。一度に厚く塗ると、自重で垂れたり乾燥時にひび割れが発生しやすくなるためです。
まず下塗りでは、表面をあえて少し粗く仕上げます。この凹凸があることで、次に施工する上塗りモルタルがしっかり食い付き、外壁全体が一体となります。
その後、十分に乾燥させてから上塗りを行い、コテで表面を均一に仕上げていきます。工程を分けることで、見た目だけでなく耐久性にも配慮した外壁になります。

中塗り・上塗りでモルタル外壁を仕上げます

下塗りが十分に乾燥したら、中塗り、上塗りとモルタルを重ねて仕上げていきます。モルタル外壁は一度に厚く塗るのではなく、3回に分けて施工することで、ひび割れが起こりにくく、耐久性の高い外壁になります。
仕上げでは、コテを使って厚みを均一に整えながら、表面をなめらかに仕上げていきます。同じモルタルでも、コテの動かし方や仕上げ方によって印象は大きく変わり、モダンな雰囲気にも、やわらかな風合いにも仕上げることができます。
モルタル外壁はデザイン性の高さも魅力の一つですが、その仕上がりは左官職人の技術によるところが大きく、均一で美しい壁に仕上げるには長年の経験が必要になってきます。職人が一面ずつ丁寧に仕上げることで、耐久性と意匠性を兼ね備えたモルタル外壁が完成します。

新しい外壁が完成しました

モルタルが乾いたら完成です。
玄関移設リフォームは、玄関ドアの位置を変えるだけではありません。玄関横にシューズクロークを設ければ、靴はもちろん、ベビーカーやゴルフバッグ、アウトドア用品などもまとめて収納できるようになります。玄関まわりが片付き、出入りもしやすくなるため、最近は玄関移設とあわせてご相談いただくことも増えています。
また、玄関の位置を見直すことで、生活動線がスムーズになったり、採光を取り入れやすくなったりと、暮らしやすさが向上することもあります。さらに、防犯性や断熱性に優れた玄関ドアを採用すれば、防犯対策や冷暖房効率の向上にもつながります。
玄関移設は、見た目を変えるだけのリフォームではありません。暮らし方に合わせて間取りや収納まで見直せることも、大きな魅力の一つです。

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
また、外壁塗装や屋根葺き替え、雨漏り補修、キッチン、お風呂(ユニットバス)、トイレ、カーポート、駐車場、花壇など家に関することであればどのような工事でも承ることができます。
リフォームは一から作り上げる新築に比べ、設計能力だけでなく家の造り方を知らなければ対応できません。
最近では、外壁、屋根、水回り専門というリフォーム会社が増えているようですが、その方々は家をトータルでサポートすることはできません。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
信頼関係を大切にしているからこそ、多くのお客様から再度ご依頼をいただいております。

戸建てリフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

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有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。