• 現場レポート

ただの窓際を特等席に。既存を活かして居場所をつくるカウンターリフォーム

この部屋は、もともとのつくり自体は丁寧でしたが、なんとなく暗さが残り、長く過ごす場所にはなりにくい空間でした。
今回の工事では、既存を活かしながら窓まわりを大きく組み替え、カウンターを一体で造作。
カウンターを付けることが目的ではなく、窓際で自然と過ごしたくなる場所をつくることを軸に、空間全体を整え直しています。
現場での判断とともに、その変化をご紹介します。

解体前の様子|つくりの良さを活かしきれていない空間

寄木の床や折り上げ天井など、もともとのつくりには丁寧さが感じられる空間でした。
ただ、実際に立ってみると、光が部屋の奥まで届きにくく、壁の構成もあって広がりを感じにくい状態です。
窓から入った光も途中で止まり、空間全体につながっていきません。
家具の配置も壁に沿う形になりやすく、部屋の使い方が限定されていました。

解体工事|既存の状態を確認しながら整える

内装を解体していくと、図面だけでは分からない状態が見えてきます。
柱のわずかなズレや床のわずかな傾き、過去の補修跡や下地の違いも確認できます。
仕上げの下には、それまでの使われ方がそのまま残っています。
ここで一度整理し、どこを基準にするかを決め直していきます。

天井下地補強|高さとラインを整える

今回は窓際に視線が抜ける空間にするため、まず天井のラインを整えます。
既存の梁に合わせて下地を組み直し、バラついていた高さを揃えていきます。
照明の位置や配線もこの段階で整理しておくことで、仕上げで無理が出ません。
視線が上に抜けるかどうかで、空間の広がり方は大きく変わります。

カウンターサッシ取付|空間の使い方を決める開口計画

壁を抜いて開口を広げ、サッシを設置します。
高さは一般的な寸法に合わせるのではなく、座ったときの目線で調整。実際に現場で確認すると、そのままだと外の建物や不要なものが視界に入ってしまう位置でした。
そこで高さを少し調整し、座ったときに緑だけがきれいに見える位置に合わせています。
カウンターの奥行きも、肘を置いたときに窮屈にならないよう現場で微調整。このあたりは図面通りではなく、実際に立って判断しています。
ここは正直、この現場で一番時間をかけて詰めたところです。

防水処理|見えなくなる部分こそ丁寧に納める

サッシまわりの防水処理を行います。
特に下端部分は、水が入り込む可能性を前提に納まりを考えます。
ただ塞ぐのではなく、水の流れを想定して逃がす構成にしています。
部材同士が合わさる隙間も含めて、丁寧に処理していきます。

断熱材施工|窓際の快適性を整える

窓まわりは外気の影響を受けやすく、体感にも出やすい部分です。
断熱材は柱の間にしっかり密着させ、サッシ下など細かい部分まで隙間なく納めています。
少しでも隙間があると、その部分だけ温度差が出てしまいます。
長く座る場所だからこそ、窓際でも落ち着いて過ごせるように整えています。

石膏ボード貼り|空間の輪郭を整える

断熱材の上から石膏ボードを施工。
窓まわりのラインがズレないように、面を揃えながら貼っていきます。ここが歪むと、仕上がりに違和感が出てしまいます。
ビスの間隔や継ぎ目の位置も調整しながら、全体のバランスを整えます。

クロス仕上げ|光がやわらかく回る仕上げへ

クロスを施工し、空間全体をまとめます。
白をベースにすることで光がやわらかく広がり、カウンターと窓のラインが揃うことで、空間としてのつながりがはっきりしてきます。
ここで一気に雰囲気が変わります。

完成|窓際に居場所が生まれた

カウンターに座ると、自然と外に目が向きます。
これまで通り過ぎていた窓際が、この部屋の中でいちばん長く居たくなる場所になりました。
朝に少しコーヒーを飲むときも、夜にちょっと作業をするときも、自然とここを選ぶような空間です。

床下電源|使い方に合わせた電源計画

カウンターでの使用を想定し、床下に電源を設置しています。
実は当初は壁に設ける予定でしたが、動線を確認すると配線が足元を横切る形になってしまいました。
そこで現場で判断し、床下に変更しています。
使う位置に直接電源があることで、配線がすっきり収まり、見た目も崩れません。
フタ付きの仕様にすることで、使わないときも違和感なく納まります。

今回の工事は、既存のつくりを活かしながら、窓まわりを中心に空間の使い方を見直したリフォームです。
構造・開口・断熱といった見えない部分を整えた上で、窓際に居場所をつくることで、部屋の過ごし方そのものが変わりました。
面積を広げなくても、窓まわりと使い方を見直すだけで、空間の価値は大きく変わります。

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
また、外壁塗装や屋根葺き替え、雨漏り補修、キッチン、お風呂(ユニットバス)、トイレ、カーポート、駐車場、花壇など家に関することであればどのような工事でも承ることができます。
リフォームは一から作り上げる新築に比べ、設計能力だけでなく家の造り方を知らなければ対応できません。
最近では、外壁、屋根、水回り専門というリフォーム会社が増えているようですが、その方々は家をトータルでサポートすることはできません。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
信頼関係を大切にしているからこそ、多くのお客様から再度ご依頼をいただいております。

戸建てリフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

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有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。