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失敗しない整骨院開業のために重視するべき6つのポイント!

整骨院の開業を検討している方の多くが内装デザインにこだわりたいと考えていると思います。内装次第で店舗の雰囲気が大きく変わり、患者さんの第一印象やリラックス感に直結する内装は、どのように仕上げるかは店舗づくりの大きなポイントとなります。では、内装を考える際にはどんな点に注意するべきでしょうか。清潔感やリラックスできる雰囲気づくりはもちろんですが、限られた空間内の使い方や、スタッフや患者様の動線づくりも重視すべきポイントになります。また、治療に使用する機材やベッドの配置、照明壁紙の色合いによっても、全体の雰囲気に大きく関わってきます。今回は、整骨院を開業するに当たっての内装を成功させるために重視するべき6つのポイント、さらにはどんな工務店に頼んだらよいのかについて解説します。ぜひご覧ください。

開業前に知っておくべきことを押さえておく

整骨院を開業する際は、構造設備が基準に適合していることが条件となります。 基準には法令で定められた基準の他、保健所で定める指導基準があります。新規で開業する方はもちろん、移転や改装等を行う場合でも適用されます。保健所で定める指導基準は、各保健所により指導内容が異なりますので、開業する場所の保健所の指導基準をご確認ください。

法令で定められた基準

① 6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること。
② 3.3平方メートル以上の待合室を有すること。
③ 施術所は室面積の7 分の 1以上に相当する部分を外気に開放できること。ただし、これに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りでない。
④ 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。
⑤ 常に清潔に保つこと。
⑥ 採光、照明及び換気を充分にすること。

保健所で定める指導基準

今回は、弊社事務所のある大津市の保健所を例にご紹介します。

①施設の独立性
住居や店舗等の一部を使用する場合、構造上、機能上独立していること。ただし、施 術所内に居宅支援事業所等を設ける場合は、構造設備を一部共用してもよいこと。
②施術室について
・ 待合室との区画が明確であること。固定壁による区画が望ましいこと。
・ 免許所有者が 2 人以上であって、あはき法と柔整法に基づく施術所の両方を開設する場合、専用の施術室をそれぞれ設置すること。
・ 無資格者による施術防止の観点から、施術者の人数に対し、ベッド数があまりにも 多いのは好ましくないこと。
・ 複数台のベッドを並べる場合、プライバシーの保護に配慮し、ベッド毎にカーテン、 パーテーション等を設けること。
③待合室について あはき法と柔整法に基づく施術所の両方を開設する場合、兼用して差し支えないが、 それぞれの施術室へ直接通ずる構造であること。
④消毒設備について
・ 法令に規定される消毒設備とは、器具類の滅菌機器(オートクレーブ、乾熱滅菌器 等)、手洗場、手指消毒薬を想定するものであること。
・ オートクレーブ、乾熱滅菌器等は、侵襲を伴うはりであって、繰り返し使用する場合に設置すること。その他の場合であっても、必要に応じて設置すること。
・ 手洗場とは、給水、排水の一連の設備が整ったものを想定するものであること。
・ 手指消毒薬とは、速乾性擦式消毒薬(アルコール製剤等)又は外用消毒薬(クロル ヘキシジン・スクラブ製剤、ポビドンヨード・スクラブ製剤等)を指すこと。
⑤その他
・ 消火器、煙探知器、スプリンクラー等、防火に対する措置が執られていること。防炎物品を使用していることが望ましいこと。
・ 窓等により外部から施術所内部が見えるような構造の場合、すりガラスやブライン ド等の配慮がなされていること。
・ 施術所における防犯対策が配慮された構造であること。
・ 施術録等、個人情報の管理が適切にできる備品等を備えていること。
 

※保健所で定める指導基準は、各保健所により指導内容が異なりますので、開業する場所の保健所の指導基準をご確認ください。

基準を満たした上で、内装を成功させるために重視するべき6つのポイント

基準をクリアした上で、自分が希望する院内の内装を考えていきます。
その際、特に重視するべきポイントを下記にご紹介いたします。

・デザイン、レイアウト
・設備、インテリア
・収納スペース、コンセントの配置
・院内の段差
・受付スペース
・スタッフと患者様の動線

1つずつ見ていきましょう。

デザイン、レイアウト

内装デザインやレイアウトは一番頭を悩ませるところでしょう。ここでのポイントは、病院のような雰囲気を取り入れすぎないことです。
整骨院では、病院のような清潔感は大切なのですが、そこを意識して病院風に仕上げてしまうと、どうしても患者様は怖い、緊張すると感じてしまいます。整骨院に来られる患者様の目的は、日頃の疲れを癒したい、日常から離れた感覚を求めていることがほとんどです。そのため、同じ清潔感でも、病院とは違ったリラックスできるような木材の温かみを加えた素材を使うなど、落ち着いた雰囲気を感じさせるものを使いましょう。さらに、清潔感を重視するために、床材や壁材は掃除しやすく、かつ抗菌性能のある素材を選ぶとよいでしょう。

設備、インテリア

設備やインテリアは快適さと施術の効率に直結します。施術設備は機能性と衛生管理が求められるため、患者様がリラックスできるよう、上記の法的な構造設備基準を満たした上で、クッション性の高いものなどを選ぶようにしましょう。インテリアに関しては、リラックスできる清潔感とできる雰囲気を重視するとよいでしょう。観葉植物などを配置する、温かみのある照明を選ぶと明るく居心地の良い空間に仕上がります。また、空調や換気設備で、快適な温度と清潔な空気を保つことが、顧客満足度を向上させるポイントです。

収納スペース、コンセントの配置

収納スペースは、施術に必要な器具や備品を整理整頓できる十分なスペースを確保することが重要です。施術室には、届きやすい場所に収納棚やキャビネットを設置することで、治療中に必要なものをスムーズに取り出すことができますまた、廊下や周辺にも適切な収納を置くことで、書類やカルテ、清掃用具など見えない場所に保管できます。収納スペースは、地震対策も踏まえて固定式で扉がついているものを選ぶと安全性もグッと上がります。
コンセントの配置ですが、開業してから「ここにもつけておけばよかった!」と思われる方が多くいらっしゃいます。整骨院では医療機器だけでなく、パソコンやプリンター、電話等の電子機器が多いため、コンセントの配置はよく検討しましょう。自分が思った以上にコンセントの数が足りなくなって、延長コードやタコ足を使うと、施術の邪魔になったり、患者様が足を引っかけたりと危険を伴います。 コンセントの数は電気工事の値段にさほど大きな影響を与えません。そのため、最初の設計段階で多めに設置しておくのがポイントです。

 

院内の段差

段差は患者様の安全性に直結します。そのため、主要スペースは、段差を考慮しましょう。 高齢者や障害を持つ方、さらには痛みを抱えた患者様が訪れることが多いことを想定し、バリアフリー設計を取り入れて、移動がしやすい環境を整えることが大切です。また、入り口は自動ドアにすると、安全性が増します。どうしても段差が発生する場合は、滑りにくい素材や滑り加工を施した床材を使用するようにしましょう。これにより、転倒の危険を軽減し、安心して院内を移動できるようになります。さらに場所によっては、段差の周囲に明るい色のラインを入れるなど、目視で分かるような工夫をすることで患者様が注意を払いやすくなります。

受付スペース

受付は、患者様のイメージを左右する重要なポイントです。患者様対応と事務作業の両方に対応できる広さを設けた上で、個人情報であるカルテや保険証が見えないようカウンターの高さを考えた設計にしましょう。また、患者様が待つことが多い受付スペースでは、快適さを重視した椅子やソファを配置することも大切です。機能性、デザイン、快適さをバランスよく取り入れて、患者様にとって居心地の良い良い空間でありながらもプライバシー保護に配慮した受付スペースにすることが大切です。

スタッフと患者様の動線

動線づくりは、内装を考える上で最も重視するポイントです。受付は患者様が来院した際の最初の接点であり、ここから施術室へのアクセスがスムーズであることが大前提です。施術室に移動する際、最も効率の良い動線にすることで、スタッフが効率よく患者様をご案内できるようになります。施術室内の動線も、施術ベッド間を十分にとり、ベッドの横からストレスなく人が通れるのかなども考えましょう。また、備品やカルテの保管場所が施術室から遠いと、スタッフの作業効率はもちろん、患者様の顧客満足度にも影響します。できるだけ無駄なくスムーズに施術できる動線づくりを心がけましょう。さらに、受付前は人がすれ違うことができるスペースを確保しておきましょう。患者様同士のすれ違いはもちろん、スタッフが受付からすぐお見送りをして、すぐ受付に戻れる動線づくりにしておくことが大切です。そして意外と盲点なのが、トイレや更衣室への動線です。患者様が移動する際に迷わないように、案内プレートや表示を設置しておきましょう。

整骨院のリフォームを多く手掛けている工務店に依頼するのが安心!

整骨院業界のことを知っている工務店と知らない工務店では、オーナー様の安心度が大きく変わってきます。整骨院ならではの患者様と施術者、スタッフの動線や、集客に繋がる内装づくりなど経験がある工務店に頼む方がスムーズに進むでしょう。特に、施術ベッドの間のスペースや、低周波治療器、干渉波機器、ウォーターベッドなどの配置はもちろん、来院されるお客様が望むような空間づくりや色合い、照明に関しては施工経験のある工務店だと、ある程度の知識があるため、自分では気づかなかった提案がもらえます。また、自分の中では当たり前に使っている医療機器の名前を告げた時に、工務店側がその機器について知らないと、そこから説明をしなければなりません。施工経験のある工務店は、ある程度理解していますので、会話がスムーズに進み、お互いの意思疎通が成立するため、そういったストレスもありません。もちろん、お知り合いの工務店など決まっている場合もあるとは思いますが、施工経験のある工務店に依頼すると、違う面からの提案ももらえるため、大きく集客アップが見込める可能性もあります。

最も大切なことは安心して任せられるリフォーム会社であること

私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。

大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること

より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。

リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

ご連絡先
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お問い合わせフォーム
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有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。