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スケルトン天井とは?メリットとデメリット、注意点も解説します。

スケルトン天井は、店舗のデザイン性やオリジナリティーを向上させる上、他店との差別化を図れることが人気の一つの天井です。しかし、デザインや設計の段階でじっくり検討せず、スケルトン天井にしてしまうと、おしゃれさを感じない、野暮ったい天井になってしまうため、注意が必要です。今回の記事では、後悔しないためのスケルトン天井にした場合のメリットとデメリットとその注意点について解説します。ぜひ参考にしてください。

スケルトン天井とは

天井には通常ボードが貼られていますが、これらを取り外してコンクリートの構造体や配管・配線を露出させた状態を「スケルトン天井」と呼びます。露出された素材が持つ独特の雰囲気が人気が高い上、天井を露出させることで、開放感があり、モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出できるため、カフェやレストランなどでよく見られ、他の店舗とは一味違ったおしゃれな空間を作り出すことができます。

スケルトン天井のメリット①

スケルトン天井の魅力は、天井の高さを最大限に活かすことによる開放感です。通常の天井ボードがなくなることで、天井の高さがそのまま空間の広がりに直結し、圧迫感が軽減されます。特に、天井が低いと感じる狭い空間や地下の店舗、オフィスは、より効果が実感できます。また、視覚的な広がりが強調されることで、空間全体が一体感を持ちます。スケルトン天井は、天井と壁の境界を曖昧にし、空間が連続的に感じられるため、間仕切りが少ないオープンプランの店舗に適しています。加えて、スケルトン天井は自然光や照明の効果を最大限に引き出すことができます。天井が高くなることで、光が空間全体に広がりやすくなり、明るく開放的な印象を与えてくれます。

 

スケルトン天井のメリット② デザイン性

スケルトン天井は、むき出しの構造体や配管がインダストリアルな雰囲気を漂わせ、モダンで洗練された印象を与えてくれます。無機質でシンプルな美しさは、スタイリッシュな空間づくりにピッタリです。また、天井が高く見えることで、開放感も生まれ、広々とした印象を与えます。また、配管や梁などの構造体を活かした照明の配置は、空間にダイナミックな陰影を生み出し、視覚的に引き立つデザインとなります。間接照明やスポットライトを効果的に使うことで、天井が一つのアート作品のような存在感を放ちます。

スケルトン天井のメリット③ 業務の向上効果

スケルトン天井の最大の魅力の一つに、カテドラル効果による業務の向上効果があります。カテドラル効果とは、天井の高い空間が心理的な影響を与えて、その空間にいる人に対して創造性や集中力を高めてくれる現象のことです。高い天井は圧迫感を軽減し、リラックスした状態で作業に取り組むことができるため、精神的なストレスを減少させる効果があります。リラックスした環境は、創造的なアイデアが生まれやすくなるだけでなく、集中力の持続にも繋がります。また、スケルトン天井は音響効果もあります。音が天井高くまで広がることで、エコー効果が適度に発生し、空間全体が心地よい響きに包まれます。この音響環境は、会話やプレゼンテーションの際に声がよく通るため、コミュニケーションの質が向上します。

スケルトン天井のデメリット① コスト

スケルトン天井は通常の天井よりも詳細な仕上げが必要です。通常の天井では隠れてしまう配管や配線がすべて露出するため、美しく整えるための作業が追加されます。これには、配管や配線をきれいに配置するだけでなく、専用のカバーや塗装が必要になるため、その分コストが上がります。また、スケルトン天井のデザイン自体が非常に複雑であるため、設計段階でのコストもかかります。通常の天井は見えない部分の設計を簡略することができますが、スケルトン天井ではすべての構造が視覚的に見えるため、細部まで考慮した設計にしなければなりません。そのため、設計費用も上がってきます。

スケルトン天井のデメリット② 原状回復費用がかかる

賃貸物件の場合、契約終了時に原状回復が求められることがほとんどです。原状回復とは、借りていた物件を契約開始時の状態に戻すことです。スケルトン天井にした場合、原状回復時には天井板やボードを再び取り付ける必要があるため、追加の工事が必要となり、その費用がかさむことになります。天井の原状回復は、天井全体に新しいボードやパネルを取り付ける必要があります。そのため、材料費と工事費が必要になります。また、露出した配管や配線を再び隠すための作業も必要になり、それぞれ電気工事や配管工事を専門の業者に依頼しなければなりません。さらに、スケルトン天井にした際に行った塗装や装飾を取り除き、元の状態に戻すための作業も必要になってきます。こういった作業が必要になる上、物件のオーナーとの協議や契約条件の確認もあり、場合によっては追加の修繕や補修が求められることもあります。

スケルトン天井のデメリット③ 空調の効率が下がる可能性がある

スケルトン天井は天井の高さが通常よりも高くなります。天井が高くなることにより、部屋全体の空間が広がり、空気の循環が効率的に行われにくくなります。また、天井板やボードがないため、配管や配線が露出している状態で、空調設備が直接的に配管や配線に触れると熱が伝わりやすくなり、冷暖房の効果が減少します。さらに、スケルトン天井では断熱材が使用されていないことが多く、外部からの熱や冷気が直接室内に伝わりやすくなるため、室内の温度調整が難しくなります。特に冬場で暖房を入れている時は、温かい空気が高い天井付近に溜まるため、足元が寒くなる可能性があります。冷房の場合は室内の下部に溜まりますが、天井と床に温度のムラがあると、必要以上に室内を冷やして余計な電気を使用する可能性もあります。そのため、温度の調節や空気清浄機を活用して空気を循環させる必要があります。

スケルトン天井の注意点

天井裏の状態は実際に外してみないと分からないため、予想外の工事が必要になることがあります。また、建築基準法や消防法の規制により、スケルトン天井にすることできない物件もあります。さらに、入居時の契約によりスケルトン天井を禁止されている場合もあります。その他、契約によりスケルトン天井を禁止するなどの内装制限がある場合もあります。そのため、事前に必ず管理会社やオーナーに相談し、許可を得ておく必要があります。

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取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
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