- 現場レポート
玄関の位置って、普段あまり気にしないと思うんですが、実際に住んでみると「なんか使いにくいな」と感じることがあります。
今回の現場も、まさにそんな状態でした。壊れているわけではないけど、動線がしっくりこない。
そこで今回は、玄関そのものを新しくするのではなく、「場所を変える」というリフォームを行いました。
玄関の位置を見直すことで、出入りのしやすさや空間の使い方は大きく変わります。
今回は、その工事の流れを現場の様子とあわせてご紹介します。
昔ながらの引き戸の玄関。
しっかりした造りではあるのですが、少し奥まった位置にあり、出入りの動線としてはやや使いづらい状態でした。
実際に住まれていると、「なんとなく使いにくい」っていう感覚が出てくることがあります。
こういう違和感って、図面ではなかなか分からない部分なんですよね。
今回、新しく玄関を設けるのはこの掃き出し窓の位置です。
外から見るとただの窓ですが、動線的にはこちらの方が自然に出入りできる場所でした。
室内側も、もともとは居室として使われていた空間です。
正直、この時点では「ここが玄関になる」とはなかなか想像できません。
ただ、こういう用途が固定されていない場所って、見方を変えると可能性が広がりますよ。
まずは既存の壁や床を解体していきます。
解体を進めていくと、柱や土台など建物の骨組みが見えてきます。このタイミングでしか確認できない部分も多く、現場としてはかなり重要な工程です。
実際、開けてみて初めて分かることも少なくありません。図面通りにいかないのも、リフォームならではですね。
既存の柱の根元を見たところ、傷みが出ていました。
こういった場所は、開けてみて初めて分かることが多い部分でもあります。
この状態だと、そのまま使うこともできなくはないのですが、ここは後から触れなくなる場所でもあります。
こういうときは、一度柱の根元を外して柱継ぎという作業を行います。
簡単にいうと、傷んでいる根元の部分だけを切り離して、新しい材料をつないで組み直すイメージです。
重たい家を支えている部分でもあるので、ここはしっかり手を入れておきます。
柱の補強が終わると、新しい玄関に合わせて骨組みを組んでいきます。
開口の位置やサイズを整えながら、出入口として成立する形をつくっていきます。
この段階になると、外に向かってしっかり開口が取れ、玄関らしさが見えてくるため、もともと壁だった場所が、外とつながる空間に変わっていきます。
このあと、防水処理などを行った上で断熱材も施工して、室内として使える状態に整えていきます。
開口ができたあと、防水処理に移っていきます。
こういう部分って普段はあまり意識することはないと思いますが、実は雨水が入りやすいポイントでもあります。
職人の間では取り合いと呼ぶのですが、窓と外壁がぶつかるこの境目は、特に水が入りやすい部分です。
このまわりをどう納めるかで建物の持ちが変わってくるので、現場としてはかなり気を使うところでもあります。
今回も、サッシまわりや外壁との境目をしっかり処理しながら、防水のラインが切れないように施工を進めていきました。
その上で、透湿防水シートを貼って、下地を組み、ラスモルタルへ。そこからリシン仕上げで、外壁として整えていきます。
なかなか難しいのですが、雨を防ぐシートを貼って、その上に下地をつくり、さらに塗り重ねて外壁の形にしていくイメージです。
工事の途中でも形は見えてきていましたが、実際に仕上がってみると、やっぱり印象は大きく変わります。
玄関の位置が変わるだけで、出入りのしやすさがかなり違ってきます。「こんなに変わるんだ」と感じる部分ですね。
今回の玄関は、一般的な玄関ドアとは少し違って、引き違いのガラス戸を採用しています。
もともと光がしっかり入る場所だったので、その明るさをそのまま活かせる形にしています。
使っているのは、窓としても性能の高いタイプで、断熱性能のあるLow-E複層ガラスが入っています。
外の光をしっかり取り込みながら、夏の暑さや冬の寒さはできるだけ抑えるようなつくりです。
いわゆる「玄関ドア」という形にとらわれず、空間の使い方に合わせてこういう選び方をするのも、ひとつの方法だと思います。
実は今回のリフォーム、これで終わりではありません。
もともと玄関だったスペースも、そのままにするのではなく、別のかたちでしっかり活かしています。
このあたりはまた次回、現場の様子とあわせてご紹介できればと思います。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
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