- リフォームトピックス
お盆に帰省して、久しぶりに親の暮らす家に足を踏み入れたとき。玄関の段差、暗い廊下、冷房のない部屋……。昔は気にならなかったはずの場所に、ふと「これって危なくないかな?」と感じたなら、それは“親の暮らし”をそっと見直してあげるチャンスかもしれません。「ちょっと気になってたんだ」—そんなひとことから始めれば、話題にしづらい将来のことも、自然に話し合える空気が生まれます。今回は、お盆の帰省をきっかけに、親の家とこれからの暮らしをやさしく整えていくためのヒントをまとめました。小さな気づきが、親の安心につながるきっかけになりますように。どうぞご覧ください。
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「最近ちょっと階段がきつそうだった」「夜、部屋が暗くて見づらそうだった」——親自身は気づかない、あるいは気づいていても“言わない”不便はたくさんあります。住んでいる本人には当たり前になっていることも、久しぶりに帰った家族だからこそ見えることがあります。「どう?不便なことはない?」と声をかけるだけでも、会話のきっかけに。やさしく伝えてあげることで、親も耳を傾けてくれるかもしれません。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
気になったことは帰省中にスマホで写真を撮っておくと、あとで相談もしやすくなりますよ。
段差、すべる床、急な階段、暗い照明、遠いスイッチ……。昔は気にならなかった場所も、年齢とともに危険に変わることがあります。また、使わなくなった和室や物置になった客間など、今の暮らしに合わない間取りも、不便や寒暖差の原因になっているかもしれません。まずは身の回りの安全から、少しずつ見直していきましょう。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
「よく使う場所」からの見直しが効果的。生活スペースを1階に集約するだけでも、負担やヒートショックリスクが減らせます。
誰かが介護に通う、あるいは一緒に住むかもしれない——そんな未来も視野に入れると、家の整え方も変わってきます。介護は手厚ければいいというものではなく、介護される人の自立を促すことも大切です。
自分でできることを残す工夫こそ、元気を保つポイントになります。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
介護する人にも、される人にも優しいリフォームを。「ラクさ」と「自立」のバランスが大切です。
「全部を一気に直さなきゃ」と考えると、親も構えてしまいがち。けれど、リフォームは“必要な場所から、少しずつ”が基本でもいいのです。 たとえば、足腰が弱くなってきたら「玄関の段差をなくす」、夜のトイレが不安なら「照明や手すりをつける」といった部分的な見直しから始めても十分。特に親世代は、「子どもに迷惑をかけたくない」「お金の負担をかけたくない」と我慢しがちな傾向があります。 そんなときは、「誰かが泊まりに来たときにも使いやすくなるよ」など、家族全体の視点でそっと背中を押してあげるのも一つの方法。無理に説得するのではなく、「少しずつ、できるところから」でいいんだという安心感を伝えることが大切です。 親が“我慢しなくていい暮らし”を整えることは、これからの生活を前向きにするための大切なステップかもしれません。
🔍ヤマコーワンポイントアドバイス
トイレや玄関など、使う頻度が高い場所からの見直しが◎。「ほんの少しの工事」で、暮らしの安心感は大きく変わります。
住まいの見直しとあわせて、少しだけ“これから”のことも話しておくと安心です。「困ってから」ではなく「まだ元気なうち」にこそ、将来のことを話し合うのが理想です。「もしも…」という話は重たく感じられますが、今だからこそ前向きに準備できる時間でもあります。家族が揃うタイミングだからこそ、自然な雰囲気で始めてみましょう。
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「どんなふうに暮らしたい?」という質問から入ると、明るい雰囲気で会話が進みやすくなります。
💬 そして、もう一歩踏み込んで考えたいことも。
「そろそろ家を見直そうか」そんな会話が生まれたなら、次に考えたいのは“もし、暮らし方が大きく変わったら”という未来のこと。たとえば、病気やケガで入院したり、将来的に施設への入所を選ぶことになった場合——。そのとき、実家はどうする?誰が管理する?そうした話も、元気な今だからこそ前向きに考えられます。
今は元気でも、将来、親の暮らし方が変わることもあるかもしれません。そんなとき、残された「実家」をどうするか——早めに話しておけると安心です。「月に一度、実家の掃除に通ってるけど、そろそろ限界…」という声も少なくありません。空き家になると、家の風通しや庭の手入れ、ポストの確認など、見えない手間がどんどん増えていきます。その上、遠方に住んでいると、移動や時間の確保も負担になりがちです。家は使われなくなると、あっという間に傷みやすくなり、空き家問題にもつながります。親が家に戻ることを望んでいるのか、それとも売却や賃貸などを考えるのか。元気なうちに本人の意思を聞いておくことで、家族の負担も将来の選択も大きく変わってきます。
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実家の管理は思いのほか大変です。「そのとき困らないように」、今のうちに話すきっかけをつくってみましょう。
お盆の帰省は、親にとってもうれしい時間。ほんの少し手を貸してあげるだけで、普段の不安や不便をぐっと軽くしてあげられるかもしれません。
エアコンの電気代を気にして我慢しがちな親世代。でも高齢になると暑さや寒さの感覚が鈍くなり、熱中症やヒートショックのリスクも高まります。つけたり消したりより、「つけっぱなし」の方が効率的なことも。設定温度を一緒に見直して、快適な環境を整えてあげましょう。
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フィルター掃除やリモコンの使い方も、帰省中にチェックしておくと安心です。
近年は、地震や台風、豪雨など、思いもよらない災害が各地で頻発しています。「もし今、高齢の親が暮らす地域で災害が起きたら…?」と考えると、やはり備えの大切さを実感しますよね。とはいえ、親世代が自分ひとりで防災グッズを一から揃えるのは、なかなかハードルが高いもの。だからこそ、帰省のタイミングで子どもがサポートして、「これだけ持って避難して」と伝えられる“防災バッグ”をひとつ用意してあげると、それだけで安心感が大きく変わります。さらに、「この中に必要なものは全部入ってるよ」と声をかけておくことで、いざというときの混乱や不安も軽減されます。飲料水や食料、持病の薬、保険証のコピーなどを入れて、できれば一緒に避難所の場所も確認しておけるとベストです。
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「この袋ひとつで大丈夫」と伝えられる、“わかりやすくて持ち出しやすい形”にしておくことが、いちばんのやさしさです。
「床がすべる」「廊下が暗い」「ちょっとした段差が危ない」──暮らしている本人は慣れてしまって気づきにくくても、久しぶりに訪れた人だからこそ、見えてくることがあります。帰省中にすぐ直せなくても、「それ、こっちで手配しておくよ」のひと言が、親にとっては大きな安心。年齢を重ねると、ちょっとしたことでも“自分で動く”のが面倒に感じやすくなるものです。だからこそ、「〇日に業者さんが来るから、その日の午前中だけ家にいてね」と伝えるくらいまで段取りしてあげると、ぐっとハードルが下がります。修理や工事の内容だけでなく、手続きや日程調整までサポートしてあげることが、実は何よりの思いやりなのかもしれません。
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「その場で全部決めなくてもOK」。“相談先を調べて伝えるだけ”でも、親にとっては大きな助けになります!
大切なのは、「やってあげる」ではなく「一緒に考える」こと。リフォームも、将来の暮らし方も、親の意思を尊重しながら、家族で一緒に選んでいくものです。ずっと見守って支えてくれた親に、今度は私たちがそっと寄り添う番かもしれません。そうはいっても、一番の親孝行は、やっぱり“顔を見せること”。ついついのんびりしたくなりますが、帰省中こそ、親ができないことを率先して手伝ってあげる絶好のタイミングです。
あわてず、焦らず。
この夏の帰省が、そんなやさしい話し合いのきっかけになりますように。
私たちヤマコーでは大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しております。
そのため「家の造り方」を知り尽くしており、お客様の大切な家の長期的なアフターフォローも含めて、家をトータルでサポートするサービスを提供しております。
私たちヤマコーは、その場のリフォームに満足していただくだけではなく、安心してお住まいになるために長期的なサポートをしております。
大切な家のリフォームを安心して任せられる会社であるために3つの大切にしていること
・その場限りのリフォームを提案しないこと
・ご要望とご予算のバランスを考えた最適な提案をすること
・施工クオリティは地域NO.1であること
より良い家の状態を保つためには、数年後、数十年後を見据えた提案が必須です。
その場限りのリフォームでは安心してお住まいになることはできません。
言い換えれば、ご心配されていることは今すぐ必要な工事ではないかもしれません。
私たちヤマコーはお客様目線を追求し、「安心できる住まい」を軸に、家の状態とご要望、そしてご予算において最適な提案をいたします。
信頼関係をもとに、ご納得のプランニング、高い施工クオリティ、アフターフォローでお客様に満足を超えた感動を保証いたします。
リフォームをお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。
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