• 現場レポート

屋外と室内同時に徹底防水!|アスファルト防水の施工事例

今回は大阪府の店舗様のアスファルト防水工事をご依頼いただきましたので、ご紹介いたします。トップライト(天窓)は、自然光を取り入れる魅力的な設備ではありますが、長年の使用で防水性能が劣化し、雨漏りの原因になることがあります。そのため、天窓を撤去し、アスファルト防水工事を施していきます。天窓からの雨漏りは、建物全体に影響を及ぼすため早めの対処が重要です。今回は外側からと内側からの工事の様子をご紹介いたします。ぜひご覧ください。

アスファルト防水で長持ちする建物に

トップライトは自然光を取り込むために便利ですが、防水機能が劣化すると雨漏りが発生するリスクがあります。特に古い建物ではトップライト周辺の防水が経年劣化しており、大雨の際に雨漏りするケースが多発します。今回は、トップライト自体を撤去し、アスファルト防水を施すことで外側からと内側からの徹底的な防水強化を行いました。

トップライトの撤去

トップライトを撤去します。撤去することで、雨水の侵入ルートを完全に遮断することができます。撤去後は、取り外した部分に防水工事を施し、建物の防水性能を強化していきます。撤去によりトップライトのメンテナンスが不要となり、将来的なトラブルを未然に防ぐことができるのも大きなメリットです。

防水層をつくるシートの積み重ね

最初、雨水の侵入を防ぐ「防水層」を作っていきます。トップライトを撤去した後、その部分に特殊な防水シートを何層にも重ねて敷き詰めます。このシートの積み重ねが防水性能の基盤を形成します。単層ではなく、複数のシートを重ねることで、万が一の破損時でも水が侵入しにくい構造に仕上げます。また、防水シートは耐久性が高く、長期間の防水効果を保つことが可能です。

バーナーでしっかり溶着!隙間ゼロの防水対策

シートを積み重ねた後、バーナーでアスファルトを炙り、シートと下地をしっかり溶着させます。アスファルトが溶けることでシート同士や下地との間に隙間が生じないため、雨水の侵入リスクを限りなく低く抑えることができます。この溶着作業がアスファルト防水の最大の特徴で、熟練した技術が求められる工程ですが、高い防水性能を発揮します。

隙間なく溶着で防水効果を最大限に!

アスファルト防水工事で最も重要なのは、「隙間なく溶着する」ことです。隙間があると雨水が侵入するリスクが高まりますが、溶着がしっかりと行われている場合、雨水の侵入経路を完全に遮断できるため、雨漏りの心配が大幅に軽減されます。また、しっかり溶着することにより、防水シートと下地が一体化し、高い防水性能を長期間維持することができます。

コンクリートでさらに防水を強化

防水層を形成した後、仕上げにコンクリートを流し込みます。この工程により、アスファルト防水の効果をさらに強化し、防水性能を長期的に維持することができます。コンクリートは防水層を保護する役割も果たすため、外部環境からのダメージを防ぎ、建物の寿命を延ばす効果があります。

これで外側からの防水工事は完了です。

内側からも安心|室内防水工事の施工事例

続いて室内の工事に取り掛かっていきます。トップライトからの雨漏りは、外側だけでなく室内環境にも悪影響を及ぼします。雨水が天井や壁に浸透すると、シミやカビの発生だけでなく、木材や石膏ボードなどの建材が劣化する原因にもなります。このような被害を放置すると、建物全体の耐久性が低下するばかりか、室内の衛生環境も悪化するため、外側と内側両方からの雨漏り対策が必要です。室内の工事では、見た目の美しさと機能性を両立させることがポイントです。

木材下地でしっかり補強

トップライトを撤去した部分に雨漏りが集中していたため、まずは木材を使って下地を補強しました。補強により、建物全体の強度が向上し、補修部分の耐久性も確保されます。しっかりとした下地作りは、後工程の仕上がりに大きく影響を与える重要なステップです。

フラットで美しい天井仕上げ

木材で下地を作った後、その上に石膏ボードを貼り付けて天井をフラットな状態に整えました。フラットな仕上がりは見た目が美しいだけでなく、光の反射や室内のイメージにも影響します。また、石膏ボードは耐久性にも優れており、長期間にわたりフラットで安定した状態を維持できるため、建物の価値を高める効果も期待できます。天井全体の統一感を損なわないよう慎重に作業していきます。

パテ埋めの大切さ!隙間をなくして仕上がりをキレイに

石膏ボードを取り付けた後にできる隙間をパテという材料で埋める作業をします。この作業は、見た目をきれいにするだけでなく、家の大切な部分を守るためにもとても重要です。まず、隙間を埋めることで、天井や壁の表面が平らになり、最後に塗るペンキやクロスがムラなく仕上がります。もし隙間をそのままにしておくと、仕上がりがデコボコしたり、ひび割れが目立ったりする原因になります。さらに、隙間をパテでしっかり埋めると、水や湿気が入りにくくなります。これによって、壁や天井の中が守られ、カビや腐りを防ぐことができます。また、隙間がないと外の音が入りにくくなるので、静かな部屋をつくる効果もあります。パテ埋めは、建物を守りながら、きれいな仕上がりにするための大事な一歩です。

天井の塗装で違和感ゼロ!美しさと自然な仕上がり

パテ処理をした後、最後の仕上げとして塗装を行います。この塗装作業はとても大切で、周囲の天井と同じ色味で丁寧に塗ることで、補修した部分が目立たなくなり、全体が一体感のある自然な仕上がりになります。特に色選びは大切です。天井の色が少しでも違うと、補修部分が目立ってしまうことがあります。そのため、周囲の天井とピッタリ合う色を選び、ムラが出ないように均一に塗るのがポイントです。プロだからこそ、細かい部分まで丁寧に仕上げられ、見た目が美しくなります。

雨漏り修繕完了!快適な空間がよみがえりました

トップライトからの雨漏りを放置すると、天井や壁が濡れてシミができ、店舗の清潔感や見た目に悪影響を与えます。特に飲食店や小売店では、こうした見た目の劣化が直接お客様の印象や売り上げに影響する可能性が高まります。また、木材が腐るなど建物自体にダメージを与える可能性もあり、早めの対策が重要です。さらに、雨漏りが広がると、備品や商品が濡れてダメージを受けることもあり、大きな損失につながることもあります。特に天窓の雨漏りは高所での点検が難しいため、気付いたときにはすでに被害が広がっているケースが少なくありません。店舗運営に支障をきたす前に、天窓周辺の防水工事や修繕を行うことが非常に大切です。

ヤマコーは人と人、心と心を繋ぎ、お客様の満足を通じて、地域に貢献する企業を目指します。

私たちヤマコーは、これまでに新築店舗・店舗リフォームのご依頼を数多くいただいております。

業種は多岐に渡り、焼肉店、居酒屋、マッサージ店、ネットカフェ、歯科医院など、他にも数多くの業種による幅広い実績を持ちます。

私たちが多業種のオーナー様に選ばれ続けている3つの理由

・設計デザインにおいて提案するプランニング力

・オーナー様の想いをカタチにできる現場力

・価値を高める空間アイデア

ヤマコーには大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しています。

建築を知り、建物を知り、デザインを知り、造り方を知り尽くした私たちだからこそ実現できる現場力。

現場の進捗をオーナー様と随時確認し、ご要望において「できるかできないか」の回答をその場でお答えすることが可能であり、構造上「できない」と判断した場合は、オーナー様の納得のいくご提案をいたします。

その現場力こそが業種という垣根を越えて、私たちヤマコーが選ばれ続けている理由です。

店舗リフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

ご連絡先0120-156-805

お問い合わせフォーム

https://yamakoo805.com/contact.php

有限会社ヤマコー

取締役 山下 大輔

私は元大工で、大工だった父の一番弟子でした。
父の下で建築やリフォーム、マンションや店舗の改装など、さまざまな現場で経験を積みました。
その経験をもとに、店舗や戸建て住宅の建築やリフォーム、リノベーションも多く手がけております。
お客様に良い家を提供したいという想いをこれからもヤマコーで実践していきます。