• 現場レポート

店舗改装 アクア整骨院 草津店

今回はアクア整骨院草津店の改装工事をご依頼いただきました。
もともとは銀行のATMがあった場所です。
限られた空間の中で、オーナー様が希望されるご要望をすべて詰め込みました。
ご来店いただく患者様に、少しでもゆったりとした気持ちでお過ごしいただけるよう、木の雰囲気をいかした癒しの空間へと仕上げました。

原状回復時からの店舗づくり

前店舗様から引き継いだ原状回復時からの店舗づくりとなります。

まずは、オーナー様のご希望を目で見て実感していただくため、現場の採寸や環境調査を行います。床の状態や梁、柱、給水・配水管など、細かな部分まで入念に調査し、その採寸情報を元に、オーナー様のイメージやご希望、予算を伺いながら図面を作成します。何度も打ち合わせを通じて、動線やスペースの確保など細部にわたり、お客様のイメージを具体化していきます。このコミュニケーションが、オーナー様の理想の空間を実現する鍵となります。

最初に取り組むのは、設備電気工事です。エアコンや空調、電気工事、消防設備、衛生工事、隠蔽配線など、快適で安全な空間をつくるための基盤を整えます。

断熱材

建物自体の断熱性が弱いと、夏は外の暑さが中に、冬は中の温かさが外に逃げやすくなります。このような場合、エアコンなどを使っても室温を快適に維持するのが難しく、電気代もかさむため、店舗づくりの際には断熱性を高めることで、快適な室温を保つだけでなく、電気代を抑える工夫も必要になります。

夏場には外からの熱を防ぎ、冬場には暖かさを逃がさない断熱性のある建物は、エアコンの使用を最適化できるため、電気代が大幅に削減されます。これによって、経費を抑えながらも快適な店内環境を提供することができます。

このように店舗づくりでは、断熱性を考慮することが重要になってきます。
断熱材を使うことにより、室内の温度を安定させ、冷暖房の効果を最大限に引き出すことができます。これにより、電気代を削減し、経費を節約できるだけでなく、お客様にとっても快適な滞在空間を提供することにつながります。

お客様にお過ごしいただく空間をより心地よく、気持ち良いものになるように、デザインと機能性の両方を考慮した店舗づくりが重要です。

ボード貼り

石膏ボードを下地に貼っていきます。石膏ボードは、安全面で考えると、優れた素材です。なぜなら、その芯材に含まれる無機質の石膏は燃えない特性を持ち、約20%の結晶水を含んでいます。この結晶水が火災時に熱分解し、水蒸気となって放出され、温度上昇を遅らせる効果があります。石膏ボード自体も伝熱を防ぐバリアとして機能し、国土交通大臣が定める不燃材料として認められています。火災の際には、石膏ボードが延焼を防いでくれるため、その信頼性と機能性から、多くの現場で使われています。
また、石膏ボードは音を通しにくい素材としても知られています。この機能は、厚手の石膏ボードの使用や複数枚を重ね張りするとさらに効果が上がります。そのため、マンションや病院、ホテルなど、プライバシーや静けさが求められる場所で使われることが多い素材です。

パテ処理

石膏ボードを隙間なくしっかりと貼りつけ、隙間はパテで丁寧に埋めていきます。
パテ処理は下地となるボードを整える作業で、クロスを貼る前に、ボードの間や穴をキレイに整えて、壁をツルツルに仕上げるために必要な作業です。パテは粘土のようなもので、ボード同士の段差や穴をキレイに埋めていきます。特に継ぎ目はしっかりとパテで処理しないと、後で貼るクロスにひび割れやよれが出ることがあるので、慎重に行います。このパテ処理で、壁や天井が美しく仕上がります。

整骨院店舗リフォーム工事完成

こちらの木の雰囲気はオーナー様たってのご希望です。お客様がリラックスして施術を受けていただけるようにというオーナー様の配慮です。重厚感感じる木のイメージではなく、柔らかな木の温もりが感じられる内装に仕上げました。

オーダーメイドの靴箱

上段の細い部分にはスリッパ、下段にはお客様の靴を入れていただきます。

写真では見づらいですが、「面取り加工」という角を丸くする施工を施しております。

このひと手間でケガの心配が少なく、オーナー様にもお客様にも安心していただけ、かつ安全性とデザイン性を両立することができます。

「面取り加工」とは、平面と平面が交差するところに出来る尖った角をさらにカットして面を増やすと思っていただければよいかと思います。

よく、大根を面取りしたら美味しいと言った話を聞いたことがありませんか?

あれは大根の面取りをすることにより、面を増やしたので、その分しみ込みがよくなるということです。この面の取り方も、大きくとると、柔らかな雰囲気になり、小さくとると堅い雰囲気になります。 これはオーナー様の好みで仕上げられます。

オーダーメイドのロッカー

既製品にもありそうに見えるロッカーですが、もちろんオリジナル品です。

オーナー様こだわりの木の良さをいかした作りになっているのはもちろんのことですが、鍵穴の位置までこだわられたのです。

どの高さに鍵穴があれば、お客様がスムーズにお使いいただけるかを計算しつくして、

作ってほしいとご依頼がありましたので、ロッカーも設計から行い、製作いたしました。

オーダーメイドのベンチ

お客様のお荷物入れにもなるオリジナルのベンチです。
フタを閉めるとベンチになり、お座りいただけるようになっています。
「面取り加工」もしっかり施し、冬場のコートなどもしっかり収納できる仕組みになっています。

オーダーメイドの防音カーテン

ご自宅にピアノがある方や、室内でペットを飼われている方が使われることの多い防音カーテンは、名前の通り、「音」を「防」止するカーテンのことで、室内の音漏れを防ぐのに役立ちます。

限られた空間では、どうしても施術台同士が近くなってしまいます。

そのため、防音カーテンの設置をご提案いたしました。

リラックスして施術を受けたいと思われているお客様もいらっしゃる中で、できるだけ静かな空間をご提供したい、来られるお客様の要望すべてを叶えることは難しくても、できることをやっていきたいというオーナー様のご意向を組んだものです。

しかし、この防音カーテンは完全に音を遮ってくれるわけではありません。

通常のカーテンよりは、できるだけ「音を遮る」ことと「音を吸収する」という役目を果たしてくれるカーテンです。

音を吸い上げる吸音効果を持たせるために、生地を特殊な織り方にする、生地を複層にする、金属を使用して特殊コーティングを施すといった構造で、その効果を発揮します。

イメージとしては、皆様の自宅のフローリングにそのまま倒れこむと、かなり衝撃を受けます。下手したらケガすることもあります。

そこにクッションをおいてそのまま倒れこんでみると、クッションのおかげで、ある程度の痛さはありますが、さほど痛さを感じないと思います。

それはクッションが倒れた衝撃をある程度吸収しているため、痛みを和らげてくれているのです。

このような仕組みで防音カーテンもカーテンが音をある程度吸収するため、音が漏れにくいという仕組みになっています。

この防音カーテンは、隙間が多いとその効果を存分に発揮できません。

そこで、防音効果を最大限引き出し、換気もしっかりとできるようなものを設置いたしました。色は白系のものを選ぶことで、室内のイメージと溶け込み、柔らかさを出しています。このカーテンのおかげで、この整骨院はとても静かだとお客様から好評いただいているようで、何よりです。

オーダーメイドのデジタルサイネージ

ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムのことを“デジタルサイネージ”といいます。よく駅やお店、施設、オフィスビルなどで見かける大きなテレビのようなものです。

この何気なく使っている【デジタル】ですが、簡単に言うと、連続的なデータを区切って数字や記号で表すことです。それに対して、【アナログ】は、連続的なデータを目に見える形で表すことです。

言葉ではなかなか伝わりにくいのですが、身近なものですと、【アナログ】はイラストのような目覚まし時計を想像してみてください。

目覚まし時計、いわゆる「アナログ時計」は、切れ目なく針を動かすことによって時間を表します。

つまり、連続する時間を動く針のような物理的なもので表現しています。目覚まし時計で時間を確認する時、全体を見るだけで、すぐに大まかな時間が分かります。

下の画像であれば、「だいたい14時57分くらいかなー。」とか「15時前だな。」と大半の人が思うのではないでしょうか。このように、大まかな時間は分かりますが、正確で具体的な数値は分かりません。そのため、【アナログ】というのは、曖昧さを含んだ表現となります。

一方で【デジタル】は、スマホやアップルウオッチなどの腕時計を想像してみてください。それらに表示されているデジタル時計は、連続する時間を区切った数字で表します。

下の画像で言えば13:23と表示されています。次は13:24になりますよね。

ですが、実際には、この二つの時刻の間には、「13時23分48秒3」や「13時23分48秒4」のような時間も存在します。

このような連続する細かい時間を飛び飛びに区切って表示するのが【デジタル】です。

13:23、13:24ときれいに区切ってあるので数字自体は正確で見やすいですが、細かく連続して表示していないので、【デジタル】は部分的で切れ目のある区切った数字という表現になります。

要は、アナログ時計(時間を針で表す時計)は「13:23」から「13:24」の間も針が動くので、その間の情報がありますが、デジタル時計(時間を数字で表す時計)は表示が13:23から13:24に変わる間の情報がないため、情報が連続していないということになります。このように、連続している情報を「アナログ」、連続していない情報を「デジタル」と言います。

そして、サイネージとは英語で看板や標識を意味します。それに、【デジタル】を付け加えた“デジタルサイネージ”は、看板や標識に通信・液晶ディスプレイで映像や文字を表示、広告する装置のことです。

そのデジタルサイネージですが、今回は弊社にてオリジナルで設置いたしました。

まずは、モニターを設置するために用いられる架台を組み、65インチモニターを設置しました。今回は屋外に設置するため、サビに強いボンデ鋼板という板で囲いを作り、錆びないよう塗装も施しました。モニター前には6ミリの特大アクリルパネルを設置、PCとメディアプレイヤーを繋いで、USBにてお客様の好きな映像が映し出せるようにいたしました。

こんなこともできるのと思われることでも、お声かけくださいね。

出来ることは、可能にしていきたいと思っております。

ヤマコーは人と人、心と心を繋ぎ、お客様の満足を通じて、地域に貢献する企業を目指します。

私たちヤマコーは、これまでに新築店舗・店舗リフォームのご依頼を数多くいただいております。

業種は多岐に渡り、焼肉店、居酒屋、マッサージ店、ネットカフェ、歯科医院など、他にも数多くの業種による幅広い実績を持ちます。

私たちが多業種のオーナー様に選ばれ続けている3つの理由

・設計デザインにおいて提案するプランニング力

・オーナー様の想いをカタチにできる現場力

・価値を高める空間アイデア

ヤマコーには大工を経験し、その後、現場監督・設計デザインに携わっているスタッフが在籍しています。

建築を知り、建物を知り、デザインを知り、造り方を知り尽くした私たちだからこそ実現できる現場力。

現場の進捗をオーナー様と随時確認し、ご要望において「できるかできないか」の回答をその場でお答えすることが可能であり、構造上「できない」と判断した場合は、オーナー様の納得のいくご提案をいたします。

その現場力こそが業種という垣根を越えて、私たちヤマコーが選ばれ続けている理由です。

店舗リフォーム、新築をお考えの際には是非一度ヤマコーへご相談ください。

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